Torneo Apertura 2025メキシコ1部リーグ 2025 後期

5月17〜18日に行われたリーガMX 2025の後期準決勝 2nd.Leg 。首都シウダー・デ・メヒコで行われたクラシコ「クルブ・アメリカ × クルス・アスル」は、クルブ・アメリカが勝利を収めた。

1st.Leg はクルス・アスルが 1-0 で制して迎えた2戦目。クルブ・アメリカは8分に味方の落としに合わせたケビン・アルバレスが左足でボレーシュートを打ったが、弱々しい弾道のボールはキーパーにキャッチされた。15分にはチリ代表ビクトル・ダビラがペナルティエリアで左足を振り抜き、キーパーに弾かれるもセカンドボールに反応したダビラがクロスを上げたが、メキシコ代表FWエンリ・マルティンのヘディングシュートもキーパーに弾き返された。

クルブ・アメリカは27分にも決定機を演出したが、アルバロ・フィダルゴのループパスで最終ラインの裏へ抜け出したエンリ・マルティンのシュートはキーパーの右手とポストに当たって決めきれず。31分にはエンリ・マルティンがペナルティエリアで背後からゴンサーロ・ピオービに押し倒されたが、主審はPKを取らずスタンドからはブーイングが轟いた。

後半、クルス・アスルは立ち上がりの48分にカウンターからマテウス・ボグスが右足でフィニッシュに持ち込んだが、シュートはわずかに浮いてしまう。それでも57分、左サイドからオマール・カンポスが上げたクロスで逆サイドをオーバーラップしたホルヘ・サンチェスが右足でやや後方にボールを折り返すと、最後はロレンソ・ファラベッリが右足で合わせてゴールに流し込み先制した。

先制を許したクルブ・アメリカは直後にウルグアイ代表FWロドリーゴ・アギーレとチリ代表MFディエゴ・バルデスを投入。すると61分、相手守護神がペナルティエリアの端でボールをキャッチし損ねたところに詰めていたロドリーゴ・アギーレが奪い取った直後に、GKケビン・ミエルが左手を伸ばしてロドリーゴ・アギーレの左足に接触。この場面をVARのオンフィールドレビューで確認した主審はクルブ・アメリカにPKを与え、エンリ・マルティンがPKを決めて追いついた。

クルブ・アメリカは75分にエンリ・マルティンが左からのクロスに頭で合わせたが、ヘディングシュートはクロスバーを直撃し、ゴールライン上で弾んでゴールを割り切れなかった。それでも79分、右からのコーナーキックにエンリ・マルティンが競って流したボールをクリスティアン・ボルハが頭でゴールに押し込み、逆転に成功した。

2試合合計スコアは 2-2 の同点で終了したが、この場合は過去6シーズンのポイントを合算した総合順位が上のクラブが勝ち上がるレギュレーションになっていて、クルス・アスルよりも上のクルブ・アメリカが決勝進出を果たした。クルブ・アメリカは決勝でトルーカと対戦する。

リーガ BBVA Bancomer MX （メキシコ1部リーグ） 2025 後期 準決勝 2nd.Leg　（2025/05/18）
クルブ・アメリカ	2-1	クルス・アスル
ルイス・マラゴン	GK	ケビン・ミエル
ケビン・アルバレス イスラエル・レイェス セバスティアン・カセレス （ラモン・フアーレス） クリスティアン・ボルハ	DF	ホルヘ・サンチェス （アマウリ・モラーレス） ウィレル・ディッタ  ゴンサーロ・ピオービ  ヘスス・オロスコ オマール・カンポス （ギオルゴス・ギアクマキス ）
ジョナタン・ドス・サントス （ディエゴ・バルデス） エリック・サンチェス アルバロ・フィダルゴ アレハンドロ・センデハス	MF	エリック・リラ カルロス・ロドリゲス ロレンソ・ファラベッリ  （アレクシス・グティエレス）
ビクトル・ダビラ （ロドリーゴ・アギーレ） エンリ・マルティン （アラン・セルバンテス）	FW	マテウス・ボグス  （ルカ・ロメーロ） アンヘル・セプルベダ
（PK）エンリ・マルティン　66 クリスティアン・ボルハ　79	ゴール	57　ロレンソ・ファラベッリ
クリスティアン・ボルハ	イエロー カード	ウィレル・ディッタ  ロレンソ・ファラベッリ
（アシスタントコーチ）フィリッピ・レアウ	レッド カード
アンドレ・ジャルジーニ	監督	ビセンテ・サンチェス
主審：　ビクトル・アルフォンソ・カセレス・エルナンデス 会場：　エスタディオ・シウダー・デ・ロス・デポルテス　（シウダー・デ・メヒコ）