Campeonato Brasileiro Serie A 2025ブラジル全国選手権 1部 2025

10月18〜20日に行われたカンピオナート・ブラジレイロの第29節。リオ・デ・ジャネイロ州の州都リオ・デ・ジャネイロで行われた「フラメンゴ×パウメイラス」は、前半に3点を取ったフラメンゴが点の取り合いを制した。

首位攻防戦になった一戦は、開始5分にラフプレイを巡って両チームの選手が小競り合いをする一幕も。先制したのはフラメンゴで、10分にキーパーからのフリーキックを相手陣内でトラップしたブラジル代表FWペドロが前を向いてスルーパスを出すと、最終ラインの裏へ抜け出したウルグアイ代表MFジョルジアン・デ・アラスカエータがペナルティエリアに達して右足でゴールに流し込んだ。

パウメイラスは24分、右サイドからケウベンがクロスを上げると、ブラジル代表FWビットル・ホッキが頭で合わせてゴールネットを揺らし追いついた。

フラメンゴは39分、縦パスに反応したペドロがペナルティエリアでブルーノ・フッチスに足を踏まれて倒されると、このファウルで得たPKをジョルジーニョが決めて勝ち越しに成功。さらに45分にはセンターサークル付近でインターセプトしたペドロがアラスカエータにボールを預けて前進すると、アラスカエータから戻されたボールを追いかけてペナルティエリアに到達。ペドロは右足でゴールに流し込むと、マラカナンのスタンドは歓声に包まれた。

後半、パウメイラスは62分にカウンターで右サイドを上がったケウベンがやや後方に折り返すと、トラップしたフェリッピ・アンデルソンが右足でミドルシュートに及んだがボールは浮いてしまう。対するフラメンゴは66分にルイス・アラウージョが左足で直接フリーキックを放ったが、こちらも枠を捉えられなかった。

パウメイラスは後半のアディショナルタイムにビットル・ホッキのスルーパスからカウンターに転じると、左サイドを上がったウルグアイ代表FWファクンド・トーレスが左足でシュート。キーパーに弾かれたが、セカンドボールをパラグアイ代表DFグスターボ・ゴメスがバイシクルシュートでゴールに蹴り込んだが、追いつくだけの時間は残されていなかった。

タイムアップの笛が鳴ると、主審に抗議したウルグアイ代表DFホアキン・ピケレスとアシスタントコーチにレッドカードが出される一幕も。試合後のインタビューでは、グスターボ・ゴメスが「彼はパウメイラスの成功に何か不満を抱いているようだ」と主審を批判した。

勝ったフラメンゴは勝ち点で首位パウメイラスに並んだが、勝利数で上回るパウメイラスが首位を堅守。消化試合数も同じで、残り9試合は両チームによる優勝争いが一層熾烈を極めそうだ。

カンピオナート・ブラジレイロ 2025　第29節　（2025/10/19）
フラメンゴ	3-2	パウメイラス
アグスティン・ロッシ	GK	カルロス・ミゲウ
エメルソン・ホイアウ レオ・オルチス （ダニーロ） レオ・ペレイラ アレックス・サンドロ	DF	ケウベン （ファクンド・トーレス ） グスターボ・ゴメス  ブルーノ・フッチス ホアキン・ピケレス
エリック・プルガル （サウール） ジョルジーニョ ジョルジアン・デ・アラスカエータ （ゴンサーロ・プラタ）	MF	アニーバル・モレーノ  （エミリアーノ・マルティネス ） アンドレアス・ペレイラ  （ハファエウ・ベイガ） フェリッピ・アンデルソン （ラモン・ソサ ） マウリシオ （アラン）
サムエウ・リーノ （ホルヘ・カラカル） ペドロ （ブルーノ・エンリーキ） ルイス・アラウージョ	FW	ホセ・マヌエル・ロペス  ビットル・ホッキ
ジョルジアン・デ・アラスカエータ　10 （PK）ジョルジーニョ　42 ペドロ　45	ゴール	24　ビットル・ホッキ 90+4　グスターボ・ゴメス
エリック・プルガル ホルヘ・カラカル アレックス・サンドロ ブルーノ・エンリーキ	イエロー カード	マウリシオ グスターボ・ゴメス
	レッド カード	ホアキン・ピケレス  ジョアン・マルチンス（アシスタントコーチ）
フィリッピ・ルイス	監督	アベル・フェレイラ
主審：　ウィウトン・ペレイラ・サンパイオ 会場：　エスタジオ・ド・マラカナン　（リオ・デ・ジャネイロ）