Friendly Match親善試合

6月6日に行われた国際親善試合。チリのラ・セレーナで行われた「チリ vs ハイチ」は、チリが逆転勝利を収めた。

感染症にかかってしまったアレクシス・サンチェスがベンチにも入らず、同選手抜きで戦うことになったチリは、ニコラス・カスティージョの1トップで試合に臨んだ。

先制したのはハイチで、26分にカウンターで右サイドを上がったカルラン・アークがペナルティエリア付近まで前進してグラウンダーのクロスを上げると、フホンニ・ピエロが右足でゴールに流し込んで先制した。

先制されたチリは攻めあぐねたまま前半を終えると、後半の開始からガブリエル・アリアス、パウロ・ディアス、エリック・プルガル、パブロ・エルナンデスの4人を一斉に投入して、局面の打開を図った。するとこの采配が功を奏して、ボール支配率をより高めたチリは69分、エリック・プルガルが中盤から前線にパスを出すと、右足でトラップしたエドゥアルド・バルガスがペナルティアークに入ってすかさず右足を振り抜き、ゴール右隅へシュートを決めて 1-1 とした。

すると勢いそのままに2分後の71分には、センターサークルからの長いスルーパスで右サイドのスペースを駆け上がった途中出場のオスカル・オパーソが、ペナルティエリアの右側からゴールエリア付近まで進んで中央に折り返すと、バルガスがシュートコースを作って右足を振り抜き、アレックス・クリスティアンに当たったこぼれ球を、ホセ・フエンサリーダが右足でゴールに蹴り込み逆転した。

チリ代表はこのあと、コパ・アメリカまでの間に親善試合の予定がなく、次戦は17日にサンパウロで行われる日本代表との本番になる。ハイチ戦を経て得た収穫は？　そして、この試合を欠場したアレクシス・サンチェスはコパ・アメリカでは試合に出場できるのか。

国際親善試合　（2019/06/06）
チリ	2-1	ハイチ
ブライアン・コルテス （ガブリエル・アリアス）	GK	ジョニー・プラシード
マウリシオ・イスラ （オスカル・オパーソ） ガリ・メデル ギジェルモ・マリパン （パウロ・ディアス） ジャン・ボーセジュール	DF	カルラン・アーク リカルド・アドゥ メシャック・ジェローム ウィルド＝ドナール・ゲリエ
チャルレ・アランギス エステバン・パベス （エリック・プルガル） ホセ・フエンサリーダ アルトゥーロ・ビダル エドゥアルド・バルガス	MF	スティーヴン・サバ （アンドリュー・ジャン＝バティスト） ブリアン・アルセウ デリック・エティアン （ミカエル・カンターヴ） エルブ・バジール （ザシャリ・エリボー） ドゥケン・ナゾン （ジョネ・デシール）
ニコラス・カスティージョ （パブロ・エルナンデス）	FW	フホンニ・ピエロ （アレックス・クリスティアン）
エドゥアルド・バルガス　69 ホセ・フエンサリーダ　71	ゴール	26　フホンニ・ピエロ
エリック・プルガル	イエロー カード	フホンニ・ピエロ エルブ・バジール
レイナルド・ルエーダ	監督	マルク・コラ
主審：　ヒカルド・マルケス・ヒベイロ　（ブラジル） 会場：　エスタディオ・ラ・ポルターダ　（ラ・セレーナ）