Campeonato Gaúcho 2021カンピオナート・ガウーショ 2021

5月16日に行われたカンピオナート・ガウーショの決勝 1st.Leg 。リオ・グランジ・ド・スウ州の州都ポルト・アレグレで行われたクラシコ「インテルナシオナウ×グレミオ」は、グレミオが先勝した。

“Gre-Nal（グレナウ）”と呼ばれるポルト・アレグレ伝統のクラシコ初戦。グレミオは19分、インターセプトしたペドロ・ジェロメウがドリブルでペナルティエリアの手前まで上がって右足を振り抜いたが、シュートはわずかに枠を逸れた。

対するインテルナシオナウは、26分に先制。ビクトル・クエスタからのロングフィードで最終ラインの裏を突いたエデニウソンが、キーパーを引きつけてシュートを打つと、相手にクリアされる前に元アルビレックス新潟のブラジル代表FWチアゴ・ガリャルドが右足でゴールに押し込んだ。

グレミオは前半のアディショナルタイムにカウンターでマテウス・エンリーキが相手陣内を独走して、ペナルティエリアに到達。だが右足で打ったシュートは距離を詰めていたキーパーに右腕でブロックされて、グレミオは同点の絶好機をものにできなかった。

後半、インテルナシオナウは53分にカウンターからノナートが、エデニウソンとのワンツーを経て左へボールを送ると、20歳のチリ代表FWカルロス・パラシオスがペナルティエリアで右足を振り抜いた。しかしシュートはポストをかすめてサイドネットを揺らし、追加点とはならず。

一方のグレミオは57分にセットプレイを得ると、かつてレアル・マドリーやマルセイユにもいた元U-23ブラジル代表MFルーカス・シウバの間接フリーキックを、元ブラジル代表FWジエゴ・ソウザが打点の高いヘディングで合わせてゴールに沈め、1-1 とした。

インテルナシオナウは77分にゴール前でのルーズボールをカイオ・ビダウが拾ってシュートに持ち込んだが、ボールはキーパーが身を挺して弾いた。するとピンチを脱したグレミオは87分、相手陣内でのインターセプトからカウンターに転じて、味方からパスを受けたレオ・ペレイラが右サイドからクロス。前線で待ち構えていたヒカルジーニョがヘディングでゴールに流し込み、逆転に成功。そしてこのゴールが決勝点となった。

2nd.Leg は5月23日に、グレミオのホーム「アレーナ・ド・グレミオ」で行われる。

カンピオナート・ガウーショ 2021　決勝 1st.Leg　（2021/05/16）
インテルナシオナウ	1-2	グレミオ
マルセーロ・ロンバ	GK	ブレーノ
ホジネイ ゼ・ガブリエウ （ルーカス・ヒベイロ） ビクトル・クエスタ モイゼス	DF	ハフィーニャ ペドロ・ジェロメウ フアン ジオゴ・バルボーザ
ホドリーゴ・ドウラード エデニウソン ノナート （マルコス・ギリェルミ）	MF	ルーカス・シウバ （フェルナンド・エンリーキ） マイコン （ダルラン） マテウス・エンリーキ
マウリシオ （カイオ・ビダウ） チアゴ・ガリャルド （プラシェジス） カルロス・パラシオス （イウリ・アウベルト）	FW	ルイス・フェルナンド （レオ・ペレイラ） ジエゴ・ソウザ （ヒカルジーニョ） フェヘイラ
チアゴ・ガリャルド　26	ゴール	57　ジエゴ・ソウザ 87　ヒカルジーニョ
マイコン ホドリーゴ・ドウラード プラシェジス	イエロー カード	レオ・ペレイラ ハフィーニャ フアン フェルナンド・エンリーキ
ミゲル・アンヘル・ラミーレス	監督	チアゴ・ヌーニス
主審：　アンデルソン・ダロンコ 会場：　エスタジオ・ベイラ・リオ　（ポルト・アレグレ）