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興奮の果ての愚行? 水入りペットボトルを蹴りつけてきた敵将を「バカ」と敗戦の将が断罪
対戦相手のベンチに向けて水の入ったペットボトルを蹴ったパウメイラスの指揮官をアトレチコ・パラナエンセの監督が痛烈に批判

▲ 非紳士的行為で退場処分になったパウメイラスのアベル・フェレイラ監督(左)はベネズエラ人のヘスス・バレンスエーラ主審(右)に抗議(写真提供:Gazeta Press)
62分に主審へのクレームでイエローカードをもらっていたアベル・フェレイラ監督は、87分にダニーロが追加点となるゴールを決めた瞬間、ベンチ前で両手を握り締めて大喜び。そこまでは何の問題もなかったが、興奮のあまり足元に置いていたペットボトルをアトレチコ・パラナエンセのベンチに向けて蹴り上げた。ペットボトルはアトレチコ・パラナエンセのベンチまで届きはしなかったものの、中の水は散乱。同監督は主審からの指摘を受けて急遽素手で足元を掃除する素振りをみせたが、歩み寄ってきた主審にレッドカードを出されたのであった。
試合後の記者会見で、準優勝に終わったアトレチコ・パラナエンセのアウベルト・バレンチン監督は、アベル・フェレイラ監督がとった行動を痛烈に批判。
「明らかに不要な行動だったね。我々に向かって水(の入ったペットボトル)を蹴った。それはどんなお祝いですか? そのバカな行動の真意については、彼に聞くしかないが」
「実は、私はそれ(アベル・フェレイラ監督が水の入ったペットボトルを蹴ったところ)を見ていなかった。残り少ない時間でゴールを奪うためにマークの確認などをしていたから。(記者会見をしている現時点では)映像を見ていないから、何が起こったかはまだわからない。ペットボトルをこちらに向けて蹴った話は、スタッフから聞いた」
問題行動を起こしたアベル・フェレイラ監督は、試合後の記者会見には出席しなかった。
◆ アベル・フェレイラ
- 本名:
- アベル・フェルナンド・モレイラ・フェレイラ
- 生年月日:
- 1978年12月22日生まれ()
- 出身:
- ポルトガル(ペナフィエル)
- 身長:
- 178cm
- ポジション:
- 右サイドバック(現役時代)
1997年に18歳で地元ペナフィエルの下部組織からトップチームに昇格し、2000年にはビトーリア・デ・ギマリャエスに移籍。2004年にはブラガに移り、2006年からは名門スポルティングに移籍した。現役時代にポルトガル代表のキャリアはない。2011年に32歳で現役引退し、2013年からスポルティングのBチームで監督業を始めた。古巣ブラガでもBチームを指揮すると、2015年には始めてブラガでトップチームを率いた。2019年にはPAOK(ギリシャ)でも監督を務め、2020年10月にパウメイラス(ブラジル)がバンデルレイ・ルシェンブルゴ監督を解任後に出したオファーを受け入れ、同年のコパ・ド・ブラジウとリベルタドーレスの二冠を達成した。
2022.03.02
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