5月12日に行われたバイーア州選手権の決勝1st.Leg。アレーナ・フォンチ・ノーバで行われたクラシコ「バイーア×ビットーリア」は、大量7得点を奪ったビットーリアが圧勝した。

2次グループリーグにおける同一カードも大量得点で圧勝したビットーリアが、再び宿敵をこてんぱんに叩きのめした。
ビットーリアによる盛大なゴールショーは、前半3分のセットプレイから始まった。ヘナット・カジャが右サイドからゴール目がけてフリーキックを蹴ると、ゴール前で待ち構えていたガブリエウ・パウリスタがトラップ。ガブリエウ・パウリスタは背後から相手選手による密着マークを受けながらも、ボールをコントロールして左足でゴールに押し込んだ。

12分にはダミアン・エスクデーロのパスから、ジネイが左足を振り抜いてゴールに突き刺して2点目。20分にはセットプレイからファブリッシオのヘディングシュートが決まり、ビットーリアは最初の20分で 3-0 とセーフティーリードを得た。

やられっぱなしのバイーアは40分にフェルナンドンのPKで1点を返し、前半を終了。しかし後半になってもビットーリアの猛攻は止めどなく続いた。
後半開始早々にセットプレイを得たビットーリアは、相手のクリアボールに対してジネイがヘディングシュート。空中で弧を描いたボールはGKマルセーロ・ロンバの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。

バイーアはその1分後に左サイドからのクロスをフェルナンドンが右足で合わせてゴールに押し込み、意地を見せる。それでもビットーリアは58分、前線の左に開いたジネイが自らシュートコースをつくると右足でミドルシュートを決めてハットトリックを達成。この時点で 5-2 とビットーリアが優位に試合を進めていた。

65分にはアルゼンチン人FWマキシミリアーノ・ビアンクッチが右足でシュートを決めて突き放すが、諦めないバイーアも87分にドリブル突破したフェルナンドンの折り返しを、アドリアーノが頭でゴールに押し込み食い下がる。この時点で 6-3 。
最後のゴールは時計の針が90分を指す直前。左からの間接フリーキックにジネイがこの試合4点目となるゴールをヘディングで決めて、盛大なゴールショーを完結させた。

2nd.Leg は5月19日に行われるが、高い決定力で以て7点を挙げたビットーリアの優勝はほぼ決まったとみるのが妥当であろう。

バイーア州選手権　2013　決勝 1st.Leg　（2013/05/12）
バイーア	3-7	ビットーリア
マルセーロ・ロンバ	GK	デオーラ
パブロ デメルソン チッチ マガウ （エウデル）	DF	ガブリエウ・パウリスタ ビクトル・ハモス ファブリッシオ マンスール （タハーシャ）
ファエウ トロー ジオーネス （アドリアーノ） アンデルソン	MF	ミシェウ カセレス ダミアン・エスクデーロ ヘナット・カジャ （バンデル）
アドリアーノ （フェイジョン） フェルナンドン	FW	マキシミリアーノ・ビアンクッチ ジネイ
（PK）　フェルナンドン　40 フェルナンドン　47 アドリアーノ　87	ゴール	03　ガブリエウ・パウリスタ 12　ジネイ 20　ファブリッシオ 46　ジネイ 58　ジネイ 65　マキシミリアーノ・ビアンクッチ 90　ジネイ
デメルソン トロ ゼ・ホベルト エウデル	イエロー カード	デオーラ マンスール ヘナット・カジャ
ファエウ	レッド カード
ジョエウ・サンターナ	監督	カイオ・ジュニオール
主審：　マルセーロ・ジ・リーマ・エンリーキ 会場：　アレーナ・フォンチ・ノーバ　（サウバドール）