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- Campeonato Brasileiro Serie Aブラジル全国選手権 1部
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優勝チーム同志の和やかな90分に水を差した前半の小競り合い
ブラジル全国選手権 第38節 フラメンゴ 1-1 クルゼイロ
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▲ 試合前、ブラジレイロンとコパ・ド・ブラジウのトロフィーを並べて仲良く集合写真に興じた両チームの選手。和やかな友好ムードが漂っていた
コパ・ド・ブラジウを制したフラメンゴと、ブラジル全国選手権を優勝したクルゼイロ。今年タイトルを手にした両チームによる対戦は、開始前から両軍混ざり合って写真撮影に興じるなど和やかな雰囲気を作った上でキックオフの笛が鳴った。
序盤から相手ゴールを脅かしたフラメンゴは13分、右サイドに流れたニクソンがゴール前に上げたクロスをエルナーニがヘディングで合わせてゴールに押し込み先制した。
だがクルゼイロは相手に先制を許してから巻き返す。17分にスルーパスで裏を突いたルアンがGKセーザルの好守を誘う強烈なシュートを打つと、36分には味方のシュートのこぼれ球をジュリオ・バチスタが左足でシュートするもGKセーザルがまたもファインセーブでゴールを阻んだ。
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▲ 38分に主審がエベルトン(左)にレッドカードを提示した瞬間
これを受けてエキサイトしたのが、近くにいたカルロス・エドゥアルド。後方からエベルトンの右肩に手を伸ばしてボールを奪い取ろうとした途端エベルトンと口論になり、エベルトンが足元に落としたボールを両手でセットして素早いリスタートに移ろうとしたカルロス・エドゥアルドの前にソウザ、チンガらが立ちはだかったことで小競り合いに発展した。
直後、再び口論を始めたエベルトンとカルロス・エドゥアルドの2人に対して、主審は迷うことなくレッドカードを提示。イエローカードでなくいきなりレッドカードを出した理由について主審は試合後、「お互いが非紳士的で幼稚な言葉を発したため」と切り捨てた。
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▲ 13分に先制のゴールを決めたエルナーニ。この1年、チームの前線を支えて多くのゴールを量産して役割を全うした。
フラメンゴは3バックになった相手を崩しきれなかったが、相手の猛攻を最少失点でしのいで勝ち点1を獲得した。すでに優勝しているクルゼイロの最終勝ち点は76。前回優勝した10年前の勝ち点100には遠く及ばないが、シーズンを通して安定した強さを誇示した。
ブラジル全国選手権 2013 第38節 (2013/12/07) | ||
---|---|---|
フラメンゴ | 1-1 | クルゼイロ |
セーザル | GK | ハファエウ |
レオナルド・モウラ マルコス・ゴンサーレス サミール (シコン) アンドレ・サントス |
DF |
マイキ レオ ブルーノ・ホドリーゴ エベルトン |
アマラウ (ジエゴ・シウバ) ルイス・アントニオ カルロス・エドゥアルド |
MF |
レアンドロ・ゲヘイロ (エウベル) ソウザ チンガ (ルーカス・シウバ) ジュリオ・バチスタ |
ニクソン パウリーニョ (ブルニーニョ) エルナーニ |
FW |
ルアン ビニシウス・アラウージョ (ルッカ) |
エルナーニ 13 | ゴール | 63 ソウザ |
レオナルド・モウラ ルイス・アントニオ |
イエロー カード |
ビニシウス・アラウージョ ルアン ブルーノ・ホドリーゴ ジュリオ・バチスタ |
カルロス・エドゥアルド | レッド カード |
エベルトン |
ジャイミ・ジ・アウメイダ | 監督 | マルセーロ・オリベイラ |
主審: パウロ・エンリーキ・ジ・ゴドイ・ベゼーハ 会場: エスタジオ・ド・マラカナン (リオ・デ・ジャネイロ) |
2013.12.07
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