
- Campeonato Brasileiro Serie Aブラジル全国選手権 1部

元ユーゴスラビア代表が指導者としてブラジルに凱旋
元ユーゴスラビア代表MFデヤン・ペトコビッチがアトレチコ・パラナエンセのユース監督に就任

▲ アトレチコ・パラナエンセのユース監督に就任することとなった元ユーゴスラビア代表MFデヤン・ペトコヴィッチ
デヤン・ペトコヴィッチは1972年生まれの41歳。当時のユーゴスラビア出身で、“ピクシー”の愛称で人気を博したストイコビッチ氏と同じラドニツキ・ニシュでプロデビューを果たした。1992年からはストイコビッチの去ったレッドスター・ベオグラードの主力として活躍。その後移籍したスペインでは水が合わなかったが、1997年にバイーア州の名門ビットーリアへ移籍したのを機にブラジルでの選手生活を長く続けた。
フラメンゴ、バスコ、フルミネンセとリオ・デ・ジャネイロでの活躍が目立ったが、晩年はサントスやアトレチコ・ミネイロでもプレイ。2011年にフラメンゴで選手生活を終えた。
ブラジルのトップチームで長年活躍したことからブラジルサッカーの良き理解者としても知られ、このたびアトレチコ・パラナエンセから受けた指導者としてのオファーをペトコビッチ氏が受諾した形だ。
今年アトレチコ・パラナエンセを率いたバギネル・マンシーニ監督は引き続きトップチームを指揮するため、ペトコビッチに与えられたポジションはユースの監督。「豊富な国際経験と欧州サッカーのテイストを、若き才能に伝授してほしい」というマリオ・セウソ・ペトラグリア会長から直接オファーを受けたという。同会長とペトコビッチ氏は友人の間柄で、ペトコビッチ氏は数ヶ月前から個人的に相談を受けていたとの報道もある。
ペトコビッチ氏にはユースチームの監督としての仕事だけでなく、トップチームのアドバイザー(コーチ)としても手腕を発揮してほしいというクラブ側の意向により、来年のパラナー州選手権やリベルタドーレスではベンチ入りする可能性もあるとのこと。
2013.12.26
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