- Campeonato Brasileiro Serie A 2017ブラジル全国選手権 1部 2017
フェリポンがパウメイラスの監督人事に苦言 「エドゥアルド・バチスタの解任は不条理だ」
ルイス・フェリッピ・スコラーリ氏が考える“監督の育て方”
▲ 元ブラジル代表監督の“フェリポン”ことルイス・フェリッピ・スコラーリ氏は現在、中国スーパーリーグで監督を務めている
ルイス・フェリッピ・スコラーリ氏は2002年のワールドカップでホナウド、ホナウジーニョ、ヒバウド、カカらを擁した当時のブラジル代表を統率して優勝。“偉大なるフェリッピ”という意味の「フェリポン」という愛称がつくほど優秀な監督として、同氏の名は世界中に浸透した。一方、再びブラジル代表を指揮した2014年のブラジルワールドカップでは優勝大本命とされながら、準決勝でドイツに大敗(ミネイロンの惨劇)。2015年6月からは広州恒大(中国)の監督を務めている。
1982年から30年以上に渡って監督業を務めてきたフェリポンは、2014年から監督としてスポルチやポンチ・プレッタなどを率いてきたエドゥアルド・バチスタ氏の今後のキャリア形成を案じている。その理由は、同氏を解任したパウメイラスの監督人事が不条理と感じたからだという。
「パウメイラスは現在、リベルタドーレスでもグループリーグの首位にあるし、カンピオナート・パウリスタでは決勝に進めなかったとはいえ、準決勝までチームを牽引した。彼はまだパウメイラスで4ヵ月しか仕事をしていないし、45歳と監督としては若手だから今後の成長も踏まえて時間と周囲のサポートが必要であるはずだ。それなのに、パウメイラスは目先の結果だけであっさりと彼をクビにした。彼はパウメイラスに翻弄された被害者だと私の目には映るし、もし私がブラジルにいれば彼を抱きしめて慰めてあげたい。彼の解任は不条理としか思えない」
自身も監督として若手の頃に無数の苦労を重ねてきたからであろう。ジュビロ磐田での監督経験もあるフェリポンは、決してクビになるようなひどい成績でなかったにも関わらず解任されたエドゥアルド・バチスタ氏を擁護した。
2017.05.06
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