
- Campeonato Brasileiro Serie A 2017ブラジル全国選手権 1部 2017

カズの古巣コリチーバが好調 宿敵アトレチコ・パラナエンセを破って暫定2位に浮上
カンピオナート・ブラジレイロ 2017 第4節 コリチーバ 1-0 アトレチコ・パラナエンセ

▲ 61分に先制のゴールを決めたマルシオ(左)
試合はコリチーバが立ち上がりから積極的に仕掛けて相手より多くの決定機を演出。アトレチコ・パラナエンセは24分にペナルティエリアの手前でフリーキックを得たが、マテウス・ホゼットが右足で狙ったシュートはキーパーが死守。アトレチコが前半に披露した決定機は、コリチーバのそれよりもゴールを予感させるものが多かった。
後半、アトレチコ・パラナエンセは開始直後にカウンターからビッグチャンスを作った。自陣からのスルーパスで右サイドを駆け上がったニコンが相手のマークを振り切りながらペナルティエリアで低めのクロスを上げたが、左足で合わせたエデルソンのシュートはサイドネットを揺らし、枠には飛ばなかった。
何度も訪れたピンチを切り抜けたコリチーバが先制したのは、61分。右サイドからのフリーキックに合わせたマルシオのヘディングシュートが、ゴールネットに突き刺さっての先制点であった。
1989年に元日本代表FW三浦知良が在籍・活躍したことでも知られるコリチーバは、ここ数年は残留争いのシーズンが続いていたが、今季は3勝目を挙げて暫定2位に浮上した。一方、アトレチコ・パラナエンセは1分3敗とスタートダッシュにつまづいている印象だが、守護神のウェベルトンは不安説を次のように一蹴した。
「たしかに今日はコリチーバのほうが良かったし、我々はセットプレイから失点してしまった。反省は必要であり、ブラジレイロンでは下位に低迷している事実も認めるが、我々は並行してコパ・ド・ブラジウとリベルタドーレスも戦っている。ブラジレイロンはまだまだ長いし、将来はコリチーバより上の順位にいることは十分可能だ」
カンピオナート・ブラジレイロ 2017 第4節 (2017/06/03) | ||
---|---|---|
コリチーバ | 1-0 | アトレチコ・パラナエンセ |
ウィウソン | GK | ウェベルトン |
ドド マルシオ ウェルレイ ウィリアン・マテウス |
DF |
ジョナタン パウロ・アンドレ チアゴ・エレーノ シジクレイ |
アラン・サントス マテウス・ガウデザーニ トマス・バストス (チアゴ・ヘアウ) |
MF |
オタービオ マテウス・ホゼット (フェリッピ・ジェドス) ルイス・ゴンサーレス |
ネト・ベローラ (ヒウド) エンリーキ・アウメイダ (ジョナス) クレーベル |
FW |
パブロ ニコン (ドウグラス・コウチーニョ) グラフィッチ (エデルソン) |
マルシオ 61 | ゴール | |
マテウス・ガウデザーニ ドド ウィリアン・マテウス |
イエロー カード |
オタービオ パブロ |
パシェキーニョ | 監督 | エドゥアルド・バチスタ |
主審: ハファエウ・クラウス 会場: エスタジオ・コウト・ペレイラ (クリチーバ) |
2017.06.03
当サイトに掲載された文章の著作権は、すべて Goleador に帰属しています。無断での複製・転載・引用など二次利用は固く禁じています。
- 古巣サントスで躍動中のネイマールが久々に代表復帰を果たす 初招集はフラメンゴの21歳ウェズレイブラジル代表
- 麻雀との二刀流を続ける田島翔がブラジルと日本の架け橋に 現役を続けながらダイレクターも兼任へブラジル関連情報
- 他会場の結果は関係なし 終了間際のゴールで勝ちきったボタフォゴが29年ぶり2度目の優勝を果たすカンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 今シーズンは苦しんだ昨年の南米王者 最終節でパウメイラスを相手に競り勝ち自力で残留決定カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- アトレチコ・ミネイロが残留 “ルチョ”ことルイス・ゴンサーレス監督率いる名門は失意の2部降格カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- レッドブル・ブラガンチーノの粘りで残留争いは熾烈に 降格の恐れが最も高いのは前年の南米王者か?カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- コロンビア人選手のゴールで接戦を制したフルミネンセ それでもまだ残されているセリエB降格の危機カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 40歳でブラジルサッカー界での歩みを進める田島翔の自叙伝が発売 皇帝アドリアーノとのエピソードもブラジル関連情報
- キングカズに憧れてプロになった男が40歳になって叶えた夢 王国ブラジルで新たな一歩を踏み出すカンピオナート・パラナエンセ 2023 3部