- Friendly Match親善試合
ネイマール不在のセレソンは不発 サンパオリ新体制のアルヘンティーナが接戦を制す
国際親善試合 ブラジル 0-1 アルゼンチン
▲ 44分に先制のゴールを決めて駆け出すガブリエル・メルカード(中央)
前半5分にスルーパスでペナルティエリアの左を上がったアンヘル・ディ・マリアが角度のないところからニアサイドのゴールポストを叩くシュートを放ったアルゼンチンに対し、ブラジルは21分にウィリアンのカウンターから絶好期を迎えたが、フィリッピ・コウチーニョがキーパーをフェイントで交わして打ったシュートはカバーに戻った相手にブロックされた。
前半の終盤はアルゼンチンが立て続けにシュートを放ち、相手ゴールを脅かす。43分にパウロ・ディバラのシュートでスタンドを湧かせると、44分に先制した。ショートコーナーから後方に下げたボールをアンヘル・ディ・マリアがゴール前に上げると、ニコラス・オタメンディがヘディングシュート。叩きつけたボールはゴールポストに当たったが、その跳ね返りをガブリエル・メルカードが右足でゴールに押し込んだ。
▲ ゴールを決めたガブリエル・メルカード(2版)に駆け寄って喜ぶメッシ(左)らアルゼンチン代表のイレブン
畳みかけたブラジルは62分にもビッグチャンスを迎えたが、ガブリエウ・ジェズスがキーパーを抜き去って放ったシュートはゴールポストを直撃。さらにその跳ね返りをウィリアンが右足で力強く蹴ったが、またしてもゴールポストに嫌われた。
69分に直接フリーキックを決められなかったブラジルは、その後も攻め込みながらゴールを決められずに惜敗。ネイマール不在の負を露呈したともいえる内容となった。
一方、ホルヘ・サンパオリ監督の初陣となったアルゼンチンにとっては、今後のワールドカップ南米予選に向けて価値ある勝利にもなった。
試合後、アルゼンチンのスポーツ紙「Ole!」は『メッシに依存しない新たな攻撃の形を示した』との見出しで、サンパオリ体制の初陣を評価している。
国際親善試合 (2017/06/09) | ||
---|---|---|
ブラジル | 0-1 | アルゼンチン |
ウェベルトン | GK | セルヒオ・ロメーロ |
ファギネル (ハフィーニャ) チアゴ・シウバ ジウ フィリップ・ルイス |
DF |
ホセ・ゴメス (ニコラス・タグリアフィーコ) ニコラス・オタメンディ ジョナタン・マイダーナ ガブリエル・メルカード (エマヌエル・ママーナ) |
フェルナンジーニョ パウリーニョ (ジュリアーノ) フィリッピ・コウチーニョ ウィリアン ヘナット・アウグスト (ドウグラス・コスタ) |
MF |
ルーカス・ビリア エベル・バネガ (マヌエル・ランシーニ) アンヘル・ディ・マリア |
ガブリエウ・ジェズス (タイソン) |
FW |
パウロ・ディバラ (ギド・ロドリゲス) ゴンサーロ・イグアイン (ホアキン・コレーア) リオネル・メッシ |
ゴール | 44 ガブリエル・メルカード | |
パウリーニョ ハフィーニャ |
イエロー カード |
ジョナタン・マイダーナ |
チッチ | 監督 | ホルヘ・サンパオリ |
主審: クリス・ビーチ (オーストラリア) 会場: メルボルン・クリケット・グラウンド (メルボルン) |
2017.06.09
当サイトに掲載された文章の著作権は、すべて Goleador に帰属しています。無断での複製・転載・引用など二次利用は固く禁じています。
- イスキエルドの入院費用を工面したカレーリらサンパウロの選手数人は試合後に弔問でウルグアイへコパ・ド・ブラジウ 2024
- ピッチとスタンドの両方で躍動したピカチュウ 接戦を制したフォルタレーザは首位に浮上カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- ボタフォゴがクラシコを制して首位堅守 フラメンゴはアラスカエータが負傷退場など誤算だらけカンピオナート・ブラジレイロ 2024
- フォルタレーザが怒濤の8連勝 暫定首位に上がりボタフォゴとの首位争いは熾烈にカンピオナート・ブラジレイロ 2024
- コパ・アメリカでも活躍したウルグアイ代表MFアラスカエータのゴールなどでフラメンゴが首位に浮上カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 元ブラジル代表DFチアゴ・シウバが15年半ぶりに復帰したフルミネンセ 接戦を制して最下位を脱出カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 40歳でブラジルサッカー界での歩みを進める田島翔の自叙伝が発売 皇帝アドリアーノとのエピソードもブラジル関連情報
- キングカズに憧れてプロになった男が40歳になって叶えた夢 王国ブラジルで新たな一歩を踏み出すカンピオナート・パラナエンセ 2023 3部