Campeonato Brasileiro Serie A 2018ブラジル全国選手権 1部 2018

7月29日に行われた「インテルナシオナウ vs ボタフォゴ」の試合開始前、ベイラ・リオのピッチに元アルゼンチン代表MFアンドレス・ダレッサンドロが登場した。セーター姿のダレッサンドロはこの日の試合を欠場したが、ユニフォームを着ないで現れたのは、インテルナシオナウからの表彰を受けるためだった。

ダレッサンドロがインテルナシオナウにやってきたのは2008年7月30日で、この日はちょうど10年が経ったことになる。同クラブにおいて6番目に長い在籍期間を有するダレッサンドロは、2016年だけ母国の古巣リーベル・プレートへレンタル移籍したが、インテルナシオナウがブラジレイロンでセリエB（2部）降格となると、「インテルナシオナウを救いたい」と奮起して戻り、1年でのセリエA昇格に貢献した。

マルセーロ・メデイロス会長、ホベルト・メロ副会長と並んで記念撮影に応じたダレッサンドロは、現在の心境を言葉にした。
「今日に至るまでの美しい物語があった。10年前にここへ来たときの監督は（現在はブラジル代表監督の）チッチだったね。この10年間がとても素晴らしいものであったことを強調しておきたいし、インテルナシオナウを選んだことやインテルナシオナウで成長できたことを誇りに思う。最良の思い出は、2010年にリベルタドーレスを優勝したことだよ」

表彰では、ベイラ・リオのスクリーンにダレッサンドロの10年間が編集された映像が流され、サポーターからは拍手が贈られる一幕も。ダレッサンドロには、記念のプレートと特製レプリカユニフォームが授与された。

インテルナシオナウはダレッサンドロと2019年12月まで契約を結んでいるが、今季終了後にも今後についてフロントと話し合うと述べたことから、何らかの動きがあるとの見方も出ている。

◆　アンドレス・ダレッサンドロ
本名：アンドレス・ニコラス・ダレッサンドロ
1981年4月15日生まれ（37歳）
出身：アルゼンチン（首都ブエノスアイレス）
身長：174cm
ポジション：ミッドフィルダー
1991年に10歳でリーベル・プレートの下部組織に入団してスキルを伸ばし、1999年にトップチームに昇格。2001年にリーベルでレギュラーに定着して活躍した。2003年にヴォルフスブルク（ドイツ）に渡って活躍すると、2006年にはサラゴサ（スペイン）でも中心選手として活躍。2007年に期限付きでサン・ロレンソに移籍すると、翌2008年にはインテルナシオナウ（ブラジル）に活躍の場を移した。400試合以上に出場しているインテルナシオナウでは、アイドル的な人気がある。元アルゼンチン代表。