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メッシのCONMEBOL批判に揺れるアルゼンチン ガジャルドも9年前にメデルと口論になっていた
チリ代表DFガリ・メデルとの口論で退場したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに苦言を呈したリーベル・プレートのガジャルド監督がメデルと対峙していた過去

▲ 左は、2010年3月にスーペルクラシコで口論を起こしていたガジャルドとメデル。右は、先のコパ・アメリカで胸を突き合わせるいがみ合いを起こしたメッシとメデル
メッシへの風当たりが強くなると、リーベル・プレートに数々のタイトルをもたらしているマルセーロ・ガジャルド監督は、「CONMEBOLに不要な発言はしないほうがいい」とメッシの言動に釘を刺した。だが、メッシに向けて大人の発言をしたガジャルド自身も、現役時代にメデルと一触即発のにらみ合いをしていたことが判明。当時の「ガジャルド vs メデル」のそれは、先日の「メッシ vs メデル」のそれとは比較にならないほど殺伐としていた。
さかのぼること9年前。2010年3月21日にラ・ボンボネーラで行われた 2009-2010 シーズンの後期第10節「ボカ・ジュニオルス vs リーベル・プレート」の試合中、リーベルのガジャルドとボカのメデルがピッチ上でにらみ合いを始めた一幕があった。このときは、互いに相手の唇を人差し指で押して挑発しただけでなく、なんとガジャルドが自身の頭部をメデルの顔面に押しつけて、メデルから両手ではねのけられるシーンも。このたびメッシにCONMEBOLへの批判を慎むよう諭す大人の対応に徹していたガジャルドは、現役時代には若き日のメデルに苛立って挑発行為に及んでいたのだ。
こうした過去が蒸し返されると、ガジャルドに対しては「人のこと言えるのか」といったツッコミも出ている。
なお、メッシが述べたCONMEBOLへの批判に対しては、ガジャルド氏の進言より「メッシよく言った!」とメッシに賛同する統計結果も出ている。
◆ マルセーロ・ガジャルド
- 本名:
- マルセーロ・ダニエル・ガジャルド
- 生年月日:
- 1976年1月18日生まれ(41歳)
- 出身:
- アルゼンチン(ブエノスアイレス州メルロ)
- 身長:
- 169cm
- ポジション:
- ミッドフィルダー
1992年に16歳の若さでリーベル・プレートのトップチームでデビューしたゲームメイカーで、1995年にはU-23アルゼンチン代表にも招集された。1999年までリーベルで活躍して以降は、フランスや米国などで活躍しつつ、二度リーベルに戻った。2011年にウルグアイの名門ナシオナル・モンテビデオで現役を引退し、すぐに監督デビュー。2013年からはリーベルの指揮を執り続けている。
2019.07.08
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