Friendly Match親善試合

10月9〜15日に各地で行われた国際親善試合。ドイツのドルトムントで行われた「ドイツ×アルゼンチン」は、アルゼンチンが終盤に追いついて引き分けに持ち込んだ。

前半はドイツの時間で、15分に右サイドからルーカス・クロスターマンが出したパスをセルジュ・ニャブリがファーストタッチで狭いところを突破すると、ニャブリはゴールエリアの右端から右足のアウトサイドキックで接近したキーパーの脇をすり抜けるシュートを決めた。先制したことで勢いを増したドイツは22分、カウンターで右サイドへ流れたニャブリがペナルティエリアの中央へボールを送ると、中盤から上がってきたカイ・ハフェルツが左足で合わせてゴールに押し込み、2-0 とした。

ドイツにはさらに追加点を得るチャンスもあったが、30分に放ったマルツェル・ハルステンベルクの直接フリーキックはクロスバーを直撃。対するアルゼンチンは33分にロドリーゴ・デ・ポールが右足で打ったミドルシュートが、ポストに嫌われる一幕もあった。

後半、アルゼンチンは開始からマルコス・アクーニャとルーカス・オカンポスを投入。一方、ドイツは54分にカウンターから最後はエムレ・ジャンがシュートを打ったが、ボールはキーパーが身を挺してゴールを守り抜いた。アルゼンチンは62分にルーカス・アラーリオを投入。すると、後半に入っての選手起用が66分に実を結び、マルコス・アクーニャが左サイドから上げたクロスを、ルーカス・アラーリオがヘディングでゴールに流し込んだ。途中出場の二人による連携で、アルゼンチンが1点差に詰め寄った。

69分にレアンドロ・パレーデスのロングシュートで相手ゴールを脅かしたアルゼンチンは、さらに畳みかけて77分にはルーカス・アラーリオがポストをかすめるシュートを打ってチャンスメイク。すると85分に、アラーリオがドリブルで運んだボールをルーカス・オカンポスに預けると、オカンポスが右足で打ったシュートがエムレ・ジャンに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。ドイツサポーターからのブーイングも聞こえる中で、アルゼンチンのベンチ前ではスカローニ監督は拳を振ってチームの同点を喜んだ。

アルゼンチンは13日にエクアドルと親善試合を行う予定。

国際親善試合　（2019/10/09）
ドイツ	2-2	アルゼンチン
マルク＝アンドレ・テア・シュテーゲン	GK	アグスティン・マルチェシン
ルーカス・クロスターマン ニクラス・ズーレ ニクラス・シュタルク マルツェル・ハルステンベルク	DF	マルコス・ロホ （マルコス・アクーニャ） ファン・フォイ ニコラス・オタメンディ ニコラス・タグリアフィコ
ヨシュア・キミッヒ カイ・ハフェルツ （セバスティアン・ルディ） エムレ・ジャン	MF	レアンドロ・パレーデス ロベルト・ペレイラ （レンソ・サラービア） ロドリーゴ・デ・ポール （ギド・ロドリゲス）
セルジュ・ニャブリ （スアト・セルダル） ルカ・ヴァルトシュミット ユリアン・ブラント （ナディム・アミリ）	FW	アンヘル・コレーア （ルーカス・オカンポス） ラウターロ・マルティネス パウロ・ディバラ （ルーカス・アラーリオ）
セルジュ・ニャブリ　15 カイ・ハフェルツ　22	ゴール	66　ルーカス・アラーリオ 85　ルーカス・オカンポス
ヨシュア・キミッヒ	イエロー カード	ニコラス・オタメンディ ロドリーゴ・デ・ポール ルーカス・オカンポス
ヨアヒム・レーヴ	監督	リオネル・スカローニ
主審：　クレマン・ターパン　（フランス） 会場：　ジグナル・イドゥナ・パルク　（ドルトムント）