CONMEBOL Sudamericana 2025コンメボル・スダメリカーナ 2025

「チリ大学」サポーターの暴徒化が発端なのに? インデペンディエンテだけが失格処分で敗退

CONMEBOL(南米サッカー連盟)がスダメリカーナにおける暴動事件の責任をインデペンディエンテに課して失格処分に
▲ ウニベルシダー・デ・チレのサポーターっがスタンド脇の網にしがみついている瞬間。このあと、この男性は落下した(写真提供:infobae)
CONMEBOL(南米サッカー連盟)は4日、アルゼンチンの名門インデペンディエンテを失格による敗退処分とする旨を発表した。

事の発端は、8月20日に行われたスダメリカーナの決勝トーナメント1回戦 2nd.Leg「インデペンディエンテ vs ウニベルシダー・デ・チレ」の試合中。後半の開始直後にスタンドの一角で観客同士の暴動が勃発した結果、試合自体が中断に追い込まれた。CONMEBOLは、インデペンディエンテのサポーターにその責任があると結論づけたのだ。

この結果、CONMEBOLはインデペンディエンテを失格処分により2025年のスダメリカーナから排除することを決定。しかも今後はホームとアウェイそれぞれ7試合ずつの開催において、無観客試合を命じる処分も下した。

一方、失格処分を免れたチリの名門ウニベルシダー・デ・チレはベスト8に残り、次はペルーの名門アリアンサ・リマと対戦予定。ただ、ウニベルシダー・デ・チレにも、アウェイにおけるサポーターの入場を禁じる処分が科された。

CONMEBOLは当該の両クラブにそれぞれ25万ドル(日本円で約3,700万円)の罰金を科すと決定。加えて、「人種差別や暴力はもうたくさんだ」と明記した横断幕をスタンドに掲示するよう要求した。

今回の裁定の元である8月20日の暴動は、そもそも敵地に乗り込んだウニベルシダー・デ・チレのサポーターの一部がハーフタイムに暴徒化したことを受けて、インデペンディエンテのサポーターが半ば正当防衛ともとれる行動を取ったがゆえに起きた暴動だった。ただ、結果としてウニベルシダー・デ・チレのサポーターとみられる男性客がスタンド上階から転落する事故まで起きていて、CONMEBOLはこうした結果を重く捉えたとみられる。

事件直後には『喧嘩両成敗』で両チームへの失格処分も噂されたが、失格処分はインデペンディエンテのみに限定された。

元を正せばウニベルシダー・デ・チレのサポーターが今回の事件の引き金になった事実を踏まえれば、スダメリカーナでアルゼンチンのホームゲームでは敵軍サポーターの入場を禁じるくらいの措置を執るべきでは?との声もあるが、連盟では 1st.Leg での結果(1st.Leg はウニベルシダー・デ・チレが 1-0 で勝利)を踏まえての処分とした模様。

このような形で敗退に処せられたインデペンディエンテの憤りは、想像に難くない。
2025.09.10
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