- Campeonato Brasileiro Serie A 2020ブラジル全国選手権 1部 2020
後半のアディショナルタイムにボタフォゴが先制するも… 終了直前のPKでフラメンゴが追いつく
カンピオナート・ブラジレイロ 2020 第5節 フラメンゴ 1-1 ボタフォゴ
▲ マッチアップする本田圭佑(左)とペドロ・ホッシャ
序盤はフラメンゴが前がかりに攻め込み、何度もフィニッシュに持ち込んだ。23分にはペドロ・ホッシャのクロスにブラジル代表FWブルーノ・エンリーキが打点の高いヘディングで合わせたが、ボールはキーパーが正面で弾き返した。対するボタフォゴは26分に浮き球のパスでペナルティエリアの右側を上がったケビンがグラウンダーのクロスを上げたが、ファーサイドからゴールエリアに駆け込んだルイス・エンリーキのボレーシュートはガラ空きのゴールを捕らえられず、クロスバーを越えてしまった。
後半も、前半同様に両守護神の活躍が目立ち、膠着状態を打破すべく両軍ともに次々と選手交代に打って出た。フラメンゴは74分にペナルティエリアでドリブルを仕掛けたブルーノ・エンリーキが倒されるも、近くにいたブラジル代表DFフィリッピ・ルイスがルーズボールを拾ってグラウンダーのクロスを供給。ゴールエリアでフリーになっていた“ガビゴウ”ことブラジル代表FWガブリエウ・バルボーザが無人のゴールへボールを押し込んだ。フラメンゴが先制したかに思われたが、VARチェックでノーゴールとなった。ブルーノ・エンリーキが転倒した弾みでボールを手に当ててフィリッピ・ルイスにパスを出した、とのジャッジだった。
▲ 92分にアクロバティックなジャンピングボレーシュートを決めたペドロ・ハウー(中央)はポーズを決めてアピール
ところが、7分設けられた後半のアディショナルタイムは、ボタフォゴの先制で試合を終わらせなかった。終了直前の97分に右足を振り抜いたブルーノ・エンリーキのシュートが、ペナルティエリアでマルセーロ・ベネベヌートのハンドを誘発。VARチェックでハンドを確認した主審はフラメンゴにPKを与えて、このPKをガブリエウ・バルボーザが決めて、敗北を免れた。
フラメンゴは13位に浮上した一方、勝ちきれば5位に浮上できたはずのボタフォゴは11位に後退。なお、本田圭佑は77分まで出場した。
カンピオナート・ブラジレイロ 2020 第5節 (2020/08/23) | ||
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フラメンゴ | 1-1 | ボタフォゴ |
ジエゴ・アウベス | GK | ガティート・フェルナンデス |
マテウジーニョ ホドリーゴ・カイオ (トゥーレル) レオ・ペレイラ フィリッピ・ルイス |
DF |
ケビン (フェデリコ・バランデグイ) カヌ マルセーロ・ベネベヌート ハファエウ・フォルステル (ペドロ・ハウー) ギリェルミ・サントス |
ウィリアン・アロン ジエゴ (チアゴ・マイア) エベルトン・ヒベイロ (ペドロ) |
MF |
カイオ・アレシャンドレ (ダニーロ・バルセロス) 本田 圭佑 (ルイス・オタービオ) ブルーノ・ナザーリオ ルイス・エンリーキ |
ペドロ・ホッシャ (ビチーニョ) ガブリエウ・バルボーザ ブルーノ・エンリーキ |
FW |
マテウス・バビ (フアン) |
(PK) ガブリエウ・バルボーザ 90+10 | ゴール | 90+2 ペドロ・ハウー |
エベルトン・ヒベイロ マテウジーニョ ホドリーゴ・カイオ |
イエロー カード |
カイオ・アレシャンドレ フェデリコ・バランデグイ マルセーロ・ベネベヌート |
ドメーネ・トレン | 監督 | パウロ・アウトゥオーリ |
主審: レアンドロ・ペドロ・ブアーデン 会場: エスタジオ・ド・マラカナン (リオ・デ・ジャネイロ) |
2020.08.23
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