Campeonato Brasileiro Serie A 2020ブラジル全国選手権 1部 2020

9月9〜10日に各地で行われたカンピオナート・ブラジレイロの第9節。サンパウロ州の州都サントスで行われた「サントス×アトレチコ・ミネイロ」は、マリーニョの2ゴールなどでサントスが勝利を収めた。

アトレチコ・ミネイロは2分に右サイドを崩して上がったクロスに、ファーサイドをオーバーラップしたギリェルミ・アラーナが左足ボレーで合わせたが、シュートコースを消される。その1分後にはエドゥアルド・サッシャのシュートのこぼれ球をベネズエラ代表FWジェフェルソン・サバリーノが右足でシュートに及んだが、またもシュートコースを消された。さらに12分にはジェフェルソン・サバリーノのヘディングシュートをキーパーが左手で弾くと、セカンドボールをエドゥアルド・サッシャが右足でゴールに沈めようとしたが、キーパーが身を挺してゴールを死守した。

するとチャンスを立て続けに逸したアトレチコ・ミネイロは15分、相手のカウンターでペナルティエリアの外まで大きく飛び出したGKハファエウが、先にボールに追いついたマリーニョをスライディングで倒してしまい、主審からレッドカードを突きつけられた。この結果、アトレチコはマホーニをベンチに下げて元ブラジル代表GKビクトルを投入せざるを得なくなり、数的不利に陥った。

数的有利になったサントスは試合の流れを引き寄せていく。そして21分、ドリブルで相手陣内を上がったアルトゥール・ゴメスがペダラーダでペナルティエリアを前進すると、角度のないところから左足でゴールに蹴り込み先制した。

アトレチコ・ミネイロは25分にエドゥアルド・サッシャがペナルティエリアで左足を振り抜いたが、キーパーの脇をすり抜けたボールはカバーに戻ったジョビソンが太ももに当ててゴールを守った。それでも34分にカウンターで上がったエドゥアルド・サッシャが右から上がってきたエクアドル代表MFアラン・フランコにパスを出すと、フランコが右足で打ったシュートはアレックスの足に当たってややコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。

だが、追いつかれたサントスはすぐに勝ち越す。38分、元ウルグアイ代表MFカルロス・サンチェスのスルーパスで右サイドをオーバーラップしたマジソンがグラウンダーのクロスを上げると、マリーニョが左足でゴールに流し込み 2-1 とした。サントスは43分にもマジソンがゴールネットを揺らしたが、マリーニョがパスを出したタイミングでマジソンがオフサイドだったため、このゴールは取り消された。

後半、優勢のサントスは71分にマリーニョが最終ラインの裏へ抜け出してペナルティエリアに達したところで左足を振り抜きゴールネットを揺らしたが、オフサイドでノーゴールに。それでも後半のアディショナルタイムにマリーニョがペナルティエリアでパラグアイ代表DFジュニオール・アロンソのチャージを受けて転倒。主審はひとまずこのファウルを流したが、直後にVARからの連絡を受けて映像確認を行い、サントスにPKを与えた。このPKをマリーニョが決めて、サントスの勝利が確定した。

勝ったサントスは暫定6位に浮上した一方、敗れたアトレチコ・ミネイロには5位以下に転落する可能性もある。

カンピオナート・ブラジレイロ 2020　第9節　（2020/09/09）
サントス	3-1	アトレチコ・ミネイロ
ジョアン・パウロ	GK	ハファエウ
マジソン （デリッキ） ジョビソン アレックス （ワギネル・レオナルド） フェリッピ・ジョナタン	DF	マリアーノ イーゴル・ハベーロ ジュニオール・アロンソ ギリェルミ・アラーナ
ジエゴ・ピトゥーカ カルロス・サンチェス （イボネイ） アルトゥール・ゴメス	MF	アラン （イオハン） ジャイル （マルキーニョス） アラン・フランコ
マリーニョ ルーカス・ブラーガ ジェフェルソン・ソテルド	FW	ジェフェルソン・サバリーノ （ケーノ） エドゥアルド・サッシャ マホーニ （ビクトル）
アルトゥール・ゴメス　21 マリーニョ　38 （PK）　マリーニョ　90+8	ゴール	34　アラン・フランコ
フェリッピ・ジョナタン	イエロー カード	ジャイル ケーノ
	レッド カード	ハファエウ
クッカ	監督	ホルヘ・サンパオリ
主審：　 会場：　エスタジオ・ビラ・ベウミーロ　（サントス）