Campeonato Brasileiro Serie A 2020ブラジル全国選手権 1部 2020

10月14〜16日に各地で行われたカンピオナート・ブラジレイロの第16節。サンパウロ州の州都サンパウロで行われた「パウメイラス×コリチーバ」は、ジョルジーニョ監督率いるコリチーバが敵地で勝利を収めた。

試合は、コリチーバが7分に先制。カウンターで右サイドを上がったイアン・サッシが、遅れて上がってきたジオバンニ・アウグストにボールを預けると、ジオバンニ・アウグストはペナルティエリアでカットインする素振りをみせて最終ラインとキーパーの間へ低いクロスを供給。ファーサイドからゴールエリアに入ったホビソンが左足ボレーでゴールに沈めた。

15分にジオバンニ・アウグストのミドルシュートで追加点を狙ったコリチーバは、23分に追加点を奪取。右サイドのスローインからダイレクトパスをつなぎ、中央へ移動したマテウス・ガウデザーニがペナルティアークにいたホビソンへボールを預けると、ホビソンは右足でゴールネットに突き刺した。

2点を追いかける形になったパウメイラスは、30分過ぎにハミーリスとウィリアンを投入。すると37分にパトリッキ・ジ・パウラが前線へ送った浮き球のパスを胸でトラップしたガブリエウ・ベロンが右足でゴールに流し込んで1点差に詰め寄った。

後半、パウメイラスは開始からさらにダニーロと元アルビレックス新潟のホニを投入したが、次の1点を取ったのはコリチーバ。64分、左サイドに開いてボールを持ったホビソンが右足でクロスを上げると、ジオバンニ・アウグストが滑り込みながら右足でゴールに押し込んで 3-1 とした。

再び2点差にされたパウメイラスは72分にパスをつないでガブリエウ・ベロンがゴールに流し込んだが、最終ラインの裏へ抜け出したウィリアンが左へパスを出したときにガブリエウ・ベロンがやや前に出ていたため、VARチェックによりオフサイドとジャッジされた。

パウメイラスは84分にグスターボ・スカルパが左サイドからミドルシュートに及ぶも、ボールはサイドネットへ。続けて85分にはグスターボ・スカルパが左サイドから上げたクロスにホニがダイビングヘッドで合わせたが、枠を捉えたボールはキーパーが身を挺して阻んだ。

カズこと三浦知良が1989年に所属・活躍したことでも知られるコリチーバは、久々の勝利で暫定ながら降格圏（17位以下）を脱出。対するパウメイラスは3連敗で、フロントの中にはルシェンブルゴ監督の辞任論を唱える者までいるという。

カンピオナート・ブラジレイロ 2020　第16節　（2020/10/14）
パウメイラス	1-3	コリチーバ
ウェベルトン	GK	ウィウソン
マルコス・ホッシャ （ホニ） フェリッピ・メロ ヘナン ルーカス・エステベス （ウィリアン）	DF	ナタナエウ エンリーキ・ベルムージ （ラモン・マルティネス） サビーノ ウィリアン・マテウス
パトリッキ・ジ・パウラ （ダニーロ） ガブリエウ・メニーノ グスターボ・スカルパ ゼ・ハファエウ （ハミーリス） ガブリエウ・ベロン	MF	ウーゴ・モウラ マテウス・ガウデザーニ （マテウス・ブエーノ） イアン・サッシ （ガブリエウ） ジオバンニ・アウグスト
ルイス・アドリアーノ （ハファエウ・ベイガ）	FW	ホビソン （マテウス） ホドリーゴ・ムニス （ネイウトン）
ガブリエウ・ベロン　37	ゴール	07　ホビソン 23　ホビソン 64　ジオバンニ・アウグスト
ゼ・ハファエウ ガブリエウ・ベロン フェリッピ・メロ	イエロー カード	イアン・サッシ サビーノ
バンデルレイ・ルシェンブルゴ	監督	ジョルジーニョ
主審：　ジェフェルソン・フェヘイラ・ジ・モライス 会場：　アリアンツ・パルキ　（サンパウロ）