Campeonato Gaúcho 2021カンピオナート・ガウーショ 2021

5月23日に行われたカンピオナート・ガウーショの決勝 2nd.Leg 。リオ・グランジ・ド・スウ州の州都ポルト・アレグレで行われたクラシコ「グレミオ×インテルナシオナウ」は、引き分けで終了。1st.Leg を勝っているグレミオの優勝が決まった。

グレミオは14分にコーナーキックからビッグチャンスを作ったが、ジエゴ・ソウザが頭で落としたボールに合わせたペドロ・ジェロメウのヘディングシュートは左に逸れた。対するインテルナシオナウは28分に20歳のチリ代表FWカルロス・パラシオスがペナルティエリア付近で右足を振り抜いたが、シュートは枠を捉えられなかった。。

試合は、37分にグレミオのペナルティエリアで小競り合いが発生。口論になったブラジル代表DFハフィーニャがイウリ・アウベルトを小突いて後者が倒れ込むと、両チームの選手が入り乱れてのもめ事に発展。主審は喧嘩両成敗でハフィーニャとイウリ・アウベルトにレッドカードを提示した。だが、ハフィーニャの怒りは収まらず、一旦はピッチの外まで歩いたがピッチに引き返して文句を浴びせ、スタンドに消えてもハフィーニャがまだ怒っていたことから、現地スタッフ数名でまずハフィーニャをロッカールームへ連行。時間差でイウリ・アウベルトをロッカールームへ誘導する措置を執らざるをえなかった。

グレミオは前半のアディショナルタイム2分にマテウス・エンリーキのクロスがクロスバーを直撃すると、前半の終了直前にカウンターを仕掛けてマテウス・エンリーキ、ジエゴ・ソウザとつないだボールを前線の左で受けたフェヘイラが、ペナルティエリアでカットインして右足でゴールに流し込み先制した。

後半、インテルナシオナウは57分にペルー代表FWパオロ・ゲレーロを投入。すると66分に、左サイドからのフリーキックにホドリーゴ・ドウラードが頭で合わせて同点とした。ホドリーゴ・ドウラードの近くでゲレーロが右足を高く上げたため、実況はゲレーロのボレーシュートが決まったと錯覚したが、公式記録はホドリーゴ・ドウラードのゴールだった。

追いついたインテルナシオナウは75分にもチャンスメイクしたが、カルロス・パラシオスのミドルシュートは枠を捉えながらもキーパーのファインセーブに遭う。対するグレミオは81分にバンデルソンが角度のないところから右足でシュートを打ったが、ボールはクロスバーを直撃。83分には前がかりになった相手の裏を突いてカウンターを仕掛けると、フェヘイラが相手陣内をドリブルで上がって相手のマークも振り切りキーパーと1対1に。しかし自らで打ったシュートはキーパーが至近距離でブロックした。

グレミオは91分にも、カウンターからフェヘイラが83分のときと似たような攻め方でペナルティエリアに達したが、シュートの阻まれ方まで83分のデ・ジャ・ヴに。トドメを刺そうと攻撃の手を緩めないグレミオは、その1分後にショートコーナーから途中出場のペペがゴールライン際で一人を抜くと、ペナルティエリアに入りグラウンダーのクロスを供給。だがゴールエリアでヒカルジーニョが合わせた右足のシュートはガラ空きのゴールに飛ばず、ファーサイドに逸れてしまった。

この結果、1st.Leg を勝っているグレミオが、4年連続40度目の州選手権優勝となった。

カンピオナート・ガウーショ 2021　決勝 2nd.Leg　（2021/05/23）
グレミオ	1-1	インテルナシオナウ
ブレーノ	GK	マルセーロ・ロンバ
ハフィーニャ ペドロ・ジェロメウ フアン ジオゴ・バルボーザ （ブルーノ・コルテス）	DF	ホジネイ （カイオ・ビダウ） ルーカス・ヒベイロ ゼ・ガブリエウ モイゼス （プラシェジス）
チアゴ・サントス マテウス・エンリーキ （ルーカス・シウバ） マイコン （バンデルソン）	MF	ホドリーゴ・ドウラード エデニウソン （パオロ・ゲレーロ） ノナート （レオ・ボルジス）
レオ・ペレイラ （ペペ） ジエゴ・ソウザ （ヒカルジーニョ） フェヘイラ	FW	カルロス・パラシオス （ルーカス・ハモス） チアゴ・ガリャルド イウリ・アウベルト
フェヘイラ　45+6	ゴール	66　ホドリーゴ・ドウラード
ジオゴ・バルボーザ チアゴ・サントス ブルーノ・コルテス	イエロー カード	ホジネイ ルーカス・ヒベイロ ホドリーゴ・ドウラード エデニウソン
ハフィーニャ	レッド カード	イウリ・アウベルト
チアゴ・ヌーニス	監督	ミゲル・アンヘル・ラミーレス
主審：　レアンドロ・ペドロ・ブアーデン 会場：　アレーナ・ド・グレミオ　（ポルト・アレグレ）