Campeonato Brasileiro Serie A 2021ブラジル全国選手権 1部 2021

2021年のカンピオナート・ブラジレイロは5月29日に開幕し、29〜30日に各地で第1節が行われた。リオ・グランジ・ド・スウ州の州都ポルト・アレグレで行われた「インテルナシオナウ×スポルチ」は、スポルチが終了間際に追いつき引き分けに持ち込んだ。

5分にマウリシオのシュートで攻撃の口火を切ったインテルナシオナウに対し、スポルチは8分にカウンターからパウリーニョ・モッセリンがサイドネットを揺らすシュートを打って反撃に出た。インテルナシオナウは15分に左サイドを崩す攻撃から、折り返されたボールを処理しようとしたカイオ・ビダウがペナルティエリアで足を蹴られて転倒。このファウルで得たPKをエデニウソンが決めて、18分に先制した。

スポルチは35分にセットプレイから決定機を演出したが、フリーキックに合わせたハファエウ・チエーリのヘディングシュートはキーパーのファインセーブに遭う。一方のインテルナシオナウは43分、ホドリーゴ・リンドーゾがコーナーキックに頭で合わせてリードを広げた。

後半、スポルチは59分に相手のハンドでPKを得ると、元ベガルタ仙台の元ブラジル代表MFチアゴ・ネービスがど真ん中にPKを決めて1点差に詰め寄った。

インテルナシオナウは3点目を奪いに出るも、ゴールネットが揺れない。すると1点差を追いかけるスポルチは、86分に味方のパスでキーパーと1対1になったアンドレが右足でゴールへ流し込んだ。オフサイドすれすれだったためVARチェックがなされたが、ゴールが取り消されることはなく、スポルチが同点に追いついた。

インテルナシオナウは94分に左サイドからのクロスがクロスバーに当たり、流れたボールをプラシェジスが頭で折り返し、最後は元アルビレックス新潟のブラジル代表FWチアゴ・ガリャルドが右足のヒールキックでゴールに押し込んだ。しかし、クロスバーに当たる前にボールがゴールラインを割っていたとの判定により、チアゴ・ガリャルドの今季初ゴールは取り消された。

カンピオナート・ブラジレイロ 2021　第1節　（2021/05/30）
インテルナシオナウ	2-2	スポルチ
マルセーロ・ロンバ	GK	マイウソン
レンソ・サラビア ルーカス・ヒベイロ ビクトル・クエスタ モイゼス	DF	アイネル ハファエウ・チエーリ サビーノ サンデル （マルキーニョス）
ホドリーゴ・リンドーゾ エデニウソン （ノナート） タイソン （カルロス・パラシオス） マウリシオ （プラシェジス）	MF	マルコン・シウバ ジュニオール・タバーレス ヒカルジーニョ チアゴ・ネービス （グスターボ・オリベイラ）
カイオ・ビダウ （パトリッキ） イウリ・アウベルト （チアゴ・ガリャルド）	FW	パウリーニョ・モッセリン （マクスウェウ） ミカエウ （アンドレ）
（PK）　エデニウソン　18 ホドリーゴ・リンドーゾ　43	ゴール	61　チアゴ・ネービス　（PK） 89　アンドレ
モイゼス マウリシオ ルーカス・ヒベイロ カルロス・パラシオス	イエロー カード	ハファエウ・チエーリ
ミゲル・アンヘル・ラミーレス	監督	ウンベルト・ロウゼル
主審：　ビニシウス・ゴンサウベス・ジアス・アラウージョ 会場：　エスタジオ・ベイラ・リオ　（ポルト・アレグレ）