
- Copa do Brasil 2021コパ・ド・ブラジウ 2021

引退についてほのめかしたフレッジ あと1差に迫ったホマーリオ氏の大会記録に並べるか?
元ブラジル代表FWフレッジが2日の試合後に自身の現役引退についてほのめかすコメント

▲ 自身の現役引退が近いことをほのめかした元ブラジル代表FWフレッジ。代表は2014年に引退しているが、37歳の現在もクラブチームではゴールを量産している (写真提供:Lance!)
現在はフルミネンセで現役を続けている37歳は、6月2日に行われたコパ・ド・ブラジウの試合で後半に先制ゴールを決めてチームの勝利に貢献。この試合後に、フレッジは現役引退をほのめかすコメントを残した。
「ゴールを決められてうれしい。ブラジルサッカーの偉大なるストライカー(元ブラジル代表FWホマーリオ氏)に並ぶべく、今季もう1点決めたいと思っているんだ。今年はゴールにこだわるよ。“終わりが近づいている”から」
この日のゴールでコパ・ド・ブラジウでの通算ゴール数を35としたフレッジは、ホマーリオ氏が持つ大会最多ゴール記録の36にあと1と迫っている状況。“終わりが近づいている”とは自身の選手生命が長くないことの表れで、早ければ年内にも引退するかもしれない。
2014年のワールドカップ・ブラジル大会では、準決勝のドイツ戦で 1-7 の大敗を喫する“ミネイロンの惨劇”の渦中にいた。スタメン出場でドイツから点を取れず、後半途中にベンチに下がったフレッジが大型スクリーンに映し出された途端、スタンドを埋め尽くしたセレソン(ブラジル代表)のサポーターから猛烈なブーイングが轟いたのは7年前の出来事だ。あの試合を最後に代表引退を表明したフレッジは、クラブチームでは持ち前の得点嗅覚を発揮してゴールを量産し続けている。
スパイクを脱ぐまでの間に、フレッジはコパ・ド・ブラジウ大会最多ゴール記録を樹立できるか。
◆ フレッジ
- 本名:
- フレデリコ・シャビス・ゲージス
- 生年月日:
- 1983年10月3日生まれ(37歳)
- 出身:
- ブラジル(ミナス・ジェライス州テオフィロ・オトーニ)
- 身長:
- 185cm
- ポジション:
- フォワード
2003年にアメリカ・ミネイロの下部組織からトップチームに昇格すると、すぐにゴールを量産して2004年にはクルゼイロへステップアップ。そして2005年からは4年間リヨン(フランス)でゴールを量産すると、2009年からはフルミネンセに移籍して8年間で172ゴールを叩き出した。アトレチコ・ミネイロでも活躍して、2018年からは古巣クルゼイロに戻っている。2014年のワールドカップでドイツ戦での大敗(ミネイロンの惨劇)の主犯格としてやり玉に挙げられ、その年を最後にブラジル代表を引退した。2021年6月2日現在で、通算ゴール数は390を超える。
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2021.06.02
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