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「VARはブラジル寄り」 アルゼンチンで造語“VAR-sil”が飛び交う 読み方はバルシル? バルジウ?
23日の「ブラジル vs コロンビア」戦でVARがブラジル寄りのジャッジをしたと揶揄するアルゼンチンメディアが造語を掲載

▲ アルゼンチンのスポーツ紙「Olé」に掲載されたブラジル寄りのジャッジを揶揄する VAR-sil の文字 (写真提供:Olé)
問題のシーンは、77分にホベルト・フィルミーノがヘディングシュートを決める直前で、ネイマールが蹴ったボールがパスコースにいた主審の体に当たった上で“パス”としてつながり、その先にヘナン・ロジのアシストとフィルミーノのゴールが生まれた。喜ぶブラジル代表のイレブンを尻目に、ピッチではコロンビアのイレブンが主審に詰め寄って抗議し、アルゼンチン人主審のネストル・ファビアン・ピターナ氏はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)との無線連絡をとった上で、一連の流れに問題はないと判断してブラジルの同点ゴールを認定した。
ボールが主審に当たったとき、コロンビアのイレブンはほぼ全員が一瞬動きを止めたが、ブラジルはお構いなしにパスをつないで同点ゴールに結びつけた。この直後に、アルゼンチン、コロンビア、ペルーなど南米各国では Twitter 、Facebook 、Instagram などSNSはこの件で話題沸騰。なかでも最も飛び交った文字列が“VAR-sil”だった。

▲ 「ブラジル vs コロンビア」戦のアルゼンチン人主審ネストル・ファビアン・ピターナ氏にブラジル代表のユニフォームを重ねたコラージュ写真がアルゼンチンなどのSNS上で出回った (写真提供:twitter)
さらに、この試合を裁いた主審がアルゼンチン人であったことも、火に油を注ぐ結果に。アルゼンチンでは主審のピターナ氏の衣服部分にブラジル代表のユニフォームを重ねたコラージュ写真が出回り、「ブラジル贔屓の売国アルヘンティーノ」などといったコメントまで流れた。
10連勝中のブラジルに、この先も“VAR-sil (ブラジル贔屓のVAR)”は舞い降りるのか。そのときはまた、SNSで“VAR-sil”が飛び交うことは想像に難くない。
2021.06.23
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