Copa América 2021コパ・アメリカ 2021

3日の準々決勝ウルグアイ戦で、コロンビアはPK戦の末に準決勝進出を果たした。そのPK戦で勝利を呼び込むファインセーブを二度披露したコロンビア代表GKダビ・オスピーナが、今大会に懸ける熱い思いを口にした。

この日出場したオスピーナは、元コロンビア代表MFカルロス・バルデラマ氏が残した代表111試合出場の記録を超える、112試合出場の新記録を樹立した。それだけでも偉業だが、同選手はPK戦でホセ・マリア・ヒメーネスとマティアス・ビニャのPKを止めて、代表をベスト4に導く立役者にもなった。激戦を終えたオスピーナは、ウルグアイ戦を次のように振り返っている。

「実力差がない相手との厳しい試合だったが、我々はしっかり準備したことで、最終的には良い結果を得られた」

勝利に安堵したオスピーナは、政治的混乱や経済不安にさいなまれている母国で苦しい思いをしている多くの国民のために戦っていることを強調。その思いは、コロンビア国民とともにあることを強調した。

「我々は平和に満ちた国であるコロンビアに、喜びをもたらしたいだけ」

守護神の愛国精神に勇気づけられたコロンビア国民は、きっと無数にいる。