Copa América 2021コパ・アメリカ 2021

ペルー代表のリカルド・ガレカ監督が、4日の記者会見で準決勝ブラジル戦に向けて自身の考えなどを語った。

ペルーは彼らにとって初戦となったグループステージ第2節で、ブラジルに 0-4 の完敗を喫した。その相手と準決勝で再びぶつかることについて質問が及ぶと、ガレカ監督はグループステージで得た教訓と、現在の意気込みなどを言葉にした。

「明日はブラジルと対峙して、初戦で失敗したすべてを修正・改善する機会にもなる。我々には野心があるし、2年前の（コパ・アメリカ）決勝のリベンジができるチャンスだ。あの当時と今とでは代表メンバーが多少異なるから、違ったサッカーができる。もっとも、当時と顔ぶれが異なるのは（ブラジル）も一緒だがね」

「ブラジルは依然として非常に強いチームで、とくに今のブラジルは優秀だと思う。しかし、我々のチーム（ペルー）も成長している。自分たちの課題を克服して、改善している」

そんなガレカ監督の哲学は、いわゆる“スター選手”を必要としていない。

「スターやビッグな選手は必要ない。必要なのは良い選手だ。良い選手が集合して非常に良いチームを作り上げる。若手に良い選手が増えてきたし、今のペルー代表は2年前より良くなっている」

今のペルーの弱点は守備との指摘もあるが、同監督の考える課題は守備だけではないという。

「たしかに守備は改善しなければならない点だが、守備の改善はチーム全体の改善によって得られるもの。つまり我々が改善しなければならないのは全体だ」

記者会見に同席していたアルド・コルソは、監督の話に同意して、「我がチームは守備において多くの改善が必要」との考えを示した。その上で、グループステージでブラジルに完敗したことが課題発見になったと前向きに捉えていて、「あの負けを経て我々は強くなった」とコメント。明日の準決勝では、0-4 で負けたグループステージとは異なる試合をすると意気込みをみせた。

5日の準決勝では、アンドレ・カリージョを出場停止で欠くが、ベストメンバーが組めない中でも打倒ブラジルなるか。