CONMEBOL Sudamericana 2021コンメボル・スダメリカーナ 2021

9月29〜30日に行われたコンメボル・スダメリカーナの準決勝 2nd.Leg 。ブラジルのクリチーバで行われた「アトレチコ・パラナエンセ × ペニャロール」は、アトレチコが勝利を収めた。

1st.Leg を 1-2 で落としているペニャロールは、5分に決定機を演出したが、ワルテル・ガルガーノのアーリークロスに合わせて最終ラインの裏へ飛び出したファクンド・トーレスのボレーシュートは枠を捉えられず。対するアトレチコは9分にエリッキがくさびになって落としたボールをビゾーリが右足ボレーで叩いたが、枠を捉えたボールはキーパーのファインセーブに遭った。

アトレチコの先制ゴールは23分。カウンターでウルグアイ代表MFダビ・テランスが相手陣内をドリブルで攻め上がり、ペナルティエリアの右側まで達したところで相手に奪われかけたボールをキープして後方に戻すと、ペナルティエリア付近で受けたニコンがペナルティアークで左足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。先制の瞬間、アトレチコのベンチでは顎（あご）マスク姿のパウロ・アウトゥオーリ監督がベンチから出てきて両手を突き上げた。

ペニャロールは28分にファン・ラモスがペナルティエリアでエリッキと交錯して転倒すると、VAR検証を経てPKを得た。ところが、パブロ・セペリーニがど真ん中に蹴ったPKは、一歩も動かなかったキーパーが冷静に両手で弾き出し、ペニャロールは追いつくチャンスを逸することとなった。

後半、ペニャロールは78分までに交代枠を使い切ったが、ゴールが遠いまま。対照的にアトレチコは79分、ニコンからのパスをペナルティエリアで受けた途中週間のペドロ・ホッシャが、フェイントでシュートコースを作るやいなや、左足を振り抜いてゴールネットを揺らし、決勝進出を決定づけた。

2018年の優勝以来、3年ぶりの決勝進出を果たしたアトレチコ・パラナエンセは、11月20日に同胞のレッドブル・ブラガンチーノと対戦する。

コンメボル・スダメリカーナ 2021 準決勝 2nd.Leg　（2021/09/30）
アトレチコ・パラナエンセ （ブラジル）	2-0	ペニャロール （ウルグアイ）
サントス	GK	ケビン・ダウソン
ペドロ・エンリーキ チアゴ・エレーノ ゼ・イバウド （ニコラス）	DF	ジオバンニ・ゴンサーレス カルロス・ロドリゲス ガリ・カヘルマチェル ファン・ラモス （バレンティン・ロドリゲス）
エリッキ （レオ・シッタジーニ） ヒシャルジ （ルーカス・ファッソン） マルシーニョ アビネル・ビニシウス ニコン ダビ・テランス （ペドロ・ホッシャ）	MF	ヘスス・トリンダーデ ワルテル・ガルガーノ パブロ・セペリーニ （アリエル・ナウエルパン）
ビゾーリ （ヘナット・カイゼル）	FW	アグスティン・カノービオ （マヒモ・アロンソ） アグスティン・アルバレス・マルティネス （ニコラス・ガイタン） ファクンド・トーレス （イグナシオ・ラキンターナ）
ニコン　23 ペドロ・ホッシャ　79	ゴール
ゼ・イバウド	イエロー カード	アグスティン・アルバレス・マルティネス ファン・ラモス アグスティン・カノービオ
パウロ・アウトゥオーリ	監督	マウリシオ・ラリエーラ
主審：　ヘスス・バレンスエーラ　（ベネズエラ） 会場：　アレーナ・ダ・バイシャーダ　（クリチーバ）