Campeonato Brasileiro Serie A 2021ブラジル全国選手権 1部 2021

10月9〜11日に各地で行われたカンピオナート・ブラジレイロの第25節。ミナス・ジェライス州の州都ベロ・オリゾンチで行われた「アトレチコ・ミネイロ×セアラー」は、ブラジル代表FWフゥキの2ゴールなどでアトレチコが勝利を収めた。

リベルタドーレスで左のハムストリングスを痛めていたスペイン代表FWジエゴ・コスタがベンチ入りしたこの日、セアラーは30分にスルーパスで左サイドを上がったクレーベルがペナルティエリアに達しい、ジェオバーニがダイレクトで右へ流したボールを最後はビーナが右足ボレーで合わせたが、枠を捉えたボールはキーパーに阻まれる。するとピンチを脱したアトレチコは直後の31分、自陣からのロングフィードで相手陣内を駆け上がったフゥキが、ペナルティエリアに達すると右足を振り抜いてゴールネットを揺らし先制した。

アトレチコは39分にドドがペナルティエリアの手前で左足を振り抜いたが、ボールはポストをかすめて枠を逸れる。セアラーは41分にクレーベルがペナルティエリアの手前で右足を振り抜いたが、枠を捉えたボールはキーパーにキャッチされた。

アトレチコ・ミネイロは前半のアディショナルタイムに攻め込むと、アルゼンチン代表MFマティアス・サラーチョが右から折り返したボールに対し、ペナルティエリアでくさびになったジャイルがメッシアスと交錯して転倒。VARのオンフィールドレビューでメッシアスのファウルを認定した主審は、アトレチコ・ミネイロにPKを与え、このPKをフゥキが決めてリードを広げた。

後半、アトレチコは62分にジエゴ・コスタを投入して、フゥキとの2トップに変更。しかしフゥキが75分に左太ももを痛めてベンチに下がったため、ジエゴ・コスタとフゥキの2トップは13分間に留まった。

それでもアトレチコは86分、左サイドで味方のパスを受けた“ナチョ”ことアルゼンチン代表MFイグナシオ・フェルナンデスが、ペナルティエリアで一人を抜いて左足で低いクロスを供給。ゴールエリアへ飛び込んだジエゴ・コスタが右足のジャンピングボレーでゴールに押し込み、勝利を決定づけた。

セアラーは後半のアディショナルタイムにコーナーキックから1点を返したが、反撃が遅すぎた。

勝ったアトレチコ・ミネイロは、首位独走態勢を堅持。敗れたセアラーは13位のままで、降格圏（17位）との勝ち点差は3とうかうかしていられない状況になりつつある。

カンピオナート・ブラジレイロ 2021　第25節　（2021/10/09）
アトレチコ・ミネイロ	3-1	セアラー
エベルソン	GK	ヒシャルジ
グーガ ナタン・シウバ ヘーベル ドド	DF	イゴール メッシアス ルイス・オタービオ ブルーノ・パシェーコ
アラン ジャイル （エドゥアルド・サッシャ） ディラン・ボレーロ （ジエゴ・コスタ） マティアス・サラーチョ （カレービ）	MF	フェルナンド・ソブラウ ジェオバーニ （ガブリエウ・ラセルダ） リーマ （ペドロ・ナレーシ） ビーナ （ガブリエウ・サントス）
フゥキ （チェ・チェ） ケーノ （イグナシオ・フェルナンデス）	FW	クレーベル （ジョン・スティーブン・メンドーサ） アイルトン （ヒッキ）
フゥキ　31 （PK）　フゥキ　45+9 ジエゴ・コスタ　86	ゴール	90+3　ガブリエウ・ラセルダ
ジャイル	イエロー カード	ジェオバーニ メッシアス ブルーノ・パシェーコ
クッカ	監督	チアゴ・ヌーニス
主審：　ジェフェルソン・フェヘイラ・ジ・モライス 会場：　エスタジオ・ド・ミネイロン　（ベロ・オリゾンチ）