
- Campeonato Brasileiro Serie A 2021ブラジル全国選手権 1部 2021

監督不在でも競り勝ったフラメンゴ 首位アトレチコ・ミネイロの11月中の優勝はひとまず阻止する
カンピオナート・ブラジレイロ 2021 第36節 フラメンゴ 2-1 セアラー

▲ 78分に決勝ゴールを決めたマテウジーニョ(右)は笑顔で駆け出す(写真提供:Globoesporte)
奇跡の逆転優勝のためには、首位アトレチコ・ミネイロが残り3試合を1分2敗で終えて、その上で残り4試合を全勝しなければならない2位フラメンゴは、開始直後に先制。2分、相手陣内で元ブラジル代表MFジエゴがファビーニョからボールを奪い取ると、ファビーニョの足元から離れたボールが前線にいた“ガビゴウ”ことブラジル代表FWガブリエウ・バルボーザの足元に転がる。ボールを拾って前を向いた“ガビゴウ”は、ペナルティアークから得意の左足でゴール隅に流し込んだ。
フラメンゴは21分に“ガビゴウ”とのワンツーでペナルティエリアに入ったアンドレアス・ペレイラが右足で折り返し、ブラジル代表FWブルーノ・エンリーキが右足でゴールに沈めるも、オフサイドでノーゴールとなる。41分にはロングフィードを右サイドの高い位置でトラップしたマテウジーニョがクロスに及ぶも、“ガビゴウ”のヘディングシュートはクロスバーを直撃した。
後半、フラメンゴは54分にジエゴのロングフィードで相手陣内を独走した“ガビゴウ”がループシュートを打ったが、ボールはクロスバーを越えてしまう。対するセアラーは70分、ヒッキのパスでペナルティエリアを上がった元U-23コロンビア代表FWジョニー・ゴンサーレスが右足を振り抜くと、キーパーが弾いたところにヒッキが詰めてスコアをタイに戻した。
フラメンゴは76分に“ガビゴウ”がペナルティエリアの中央で左足を振り抜いたが、キーパーに阻まれる。それでも78分、右サイドからミシャエウがボールを折り返してブルーノ・エンリーキがくさびになると、マテウジーニョが右足を振り抜いてゴールネットを揺らした。
フラメンゴは勝ったことで、ひとまずアトレチコ・ミネイロの同日中の優勝を阻止した。しかし、残り3試合でフラメンゴが逆転優勝を遂げるためには、全勝した上でアトレチコ・ミネイロの1分2敗を願わなければならない他力本願の状況。フラメンゴが逆転優勝する可能性はわずかに残されているが、依然として絶望的な状況だ。
カンピオナート・ブラジレイロ 2021 第36節 (2021/11/30) | ||
---|---|---|
フラメンゴ | 2-1 | セアラー |
ジエゴ・アウベス (ウーゴ・ソウザ) |
GK | ジョアン・ヒカルド |
マテウジーニョ グスターボ・エンリーキ レオ・ペレイラ (ブルーノ・ビアーナ) ハモン (ヘネ) |
DF |
イゴール (アイルトン) メッシアス ルイス・オタービオ ブルーノ・パシェーコ |
チアゴ・マイア ジエゴ (ミシャエウ) エベルトン・ヒベイロ (ジョルジアン・デ・アラスカエータ) アンドレアス・ペレイラ |
MF |
フェルナンド・ソブラウ (クレーベル) ファビーニョ (マルロン) ケウビン (ヒッキ) リーマ (ジョルジーニョ) ジョン・スティーブン・メンドーサ |
ガブリエウ・バルボーザ ブルーノ・エンリーキ |
FW | ジョニー・ゴンサーレス |
ガブリエウ・バルボーザ 02 マテウジーニョ 78 |
ゴール | 70 ヒッキ |
ガブリエウ・バルボーザ エベルトン・ヒベイロ チアゴ・マイア グスターボ・エンリーキ ハモン ブルーノ・エンリーキ |
イエロー カード |
リーマ |
マウリシオ・ソウザ(暫定監督) | 監督 | チアゴ・ヌーニス |
主審: カイオ・マックス・アウグスト・ビエイラ 会場: エスタジオ・ド・マラカナン (リオ・デ・ジャネイロ) |
2021.11.30
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