- Campeonato Brasileiro Serie A 2021ブラジル全国選手権 1部 2021
ゴールはすべてPK “ピカチュウ”に逆転のPKを決められて敗れたバイーアのセリエB降格が決まる
カンピオナート・ブラジレイロ 2021 第38節 フォルタレーザ 2-1 バイーア
▲ 78分に決勝のPKを決めた“ピカチュウ”ことイアゴ・ピカシュウ。PKを決めた直後には上半身裸になってイエローカードももらった(写真提供:O POVO)
残留のためには勝ちたいバイーアは、19分にペナルティエリアで競ったジウベルトが、パンチングを試みたキーパーに顔面を殴られて転倒。これをキーパーのファウルとジャッジした主審はバイーアにPKを与え、ブラジル代表MFホドリギーニョが冷静にPKを決めて先制した。
先制した直後の26分にはホドリギーニョのスルーパスで最終ラインの裏へ抜け出したジウベルトが、ペナルティエリアで右足を振り抜きゴールへ流し込んだ。しかしすぐに副審の旗が上がって、この場面はジウベルトのオフサイドとなった。
▲ 敗戦によって失意の降格が決まってしまい、肩を落としてピッチを後にするジウベルト(右)(写真提供:Gazeta Press)
後半、互いに追加点を奪えずに時間が過ぎていった中で、フォルタレーザは74分にデイビッジのシュートがペナルティエリアでヘルマン・コンティのハンドを誘発。主審がPKを指示すると、バイーアの選手は主審を取り囲んで抗議するも判定は変わらず。イアゴ・ピカシュウがPKを決めて、フォルタレーザが逆転に成功した。
残り15分ほどで2点が必要になったバイーアは、ホナウド・セーザル、元コロンビア代表FWウーゴ・ロダジェーガと前線の選手を投入して3トップに変更。だが強攻策も追加点には結びつかなかった。
勝てば自力で残留できたバイーアだったが、逆転負けにより18位に転落して降格が決まってしまった。逆転勝ちのフォルタレーザは、チームとして目標にしていた4位でシーズンを終えた。
カンピオナート・ブラジレイロ 2021 第38節 (2021/12/09) | ||
---|---|---|
フォルタレーザ | 2-1 | バイーア |
マルセーロ・ボエッキ | GK | ダニーロ・フェルナンジス |
チンガ マルセーロ・ベネベヌート チチ |
DF |
ニノ・パライーバ ヘルマン・コンティ ルイス・オタービオ マテウス・バイーア |
フェリッピ (エデルソン) マテウス・バルガス (ルーカス・リーマ) イアゴ・ピカシュウ マテウス・ジューザ |
MF |
エジソン (ウーゴ・ロダジェーガ) パトリッキ・ジ・ルッカ (ホナウド・セーザル) ライー・ナシメント ホドリギーニョ (ダニエウ) ジュニーニョ・カピシャーバ (ルーカス・ムグニ) |
オズバウド (ブルーノ・メロ) ウェウリントン・パウリスタ (イーゴル・トーレス) デイビッジ (バレンティン・デピエトリ) |
FW | ジウベルト |
(PK) ウェウリントン・パウリスタ 45+6 (PK) イアゴ・ピカシュウ 78 |
ゴール | 24 ホドリギーニョ (PK) |
マテウス・バルガス マルセーロ・ボエッキ イアゴ・ピカシュウ オズバウド |
イエロー カード |
ライー・ナシメント ヘルマン・コンティ |
ファン・パブロ・ボイボーダ | 監督 | グト・フェヘイラ |
主審: フラービオ・ホドリゲス・ジ・ソウザ 会場: アレーナ・カステロン (フォルタレーザ) |
2021.12.09
当サイトに掲載された文章の著作権は、すべて Goleador に帰属しています。無断での複製・転載・引用など二次利用は固く禁じています。
- チッチ監督を解任したフラメンゴ フィリッピ・ルイス新監督の初陣を白星で飾り準決勝で先勝コパ・ド・ブラジウ 2024
- ブラジル代表DFギリェルミ・アラーナの1ゴール1アシストによりアトレチコ・ミネイロが先勝コパ・ド・ブラジウ 2024
- チェルシー移籍が内定している17歳エステバンが躍動 5ゴール圧勝のパウメイラスは2位に浮上カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 本田圭佑の古巣ボタフォゴが競り勝って首位を堅守 コリンチャンスは降格圏内に低迷カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- イスキエルドの入院費用を工面したカレーリらサンパウロの選手数人は試合後に弔問でウルグアイへコパ・ド・ブラジウ 2024
- ピッチとスタンドの両方で躍動したピカチュウ 接戦を制したフォルタレーザは首位に浮上カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- ボタフォゴがクラシコを制して首位堅守 フラメンゴはアラスカエータが負傷退場など誤算だらけカンピオナート・ブラジレイロ 2024
- フォルタレーザが怒濤の8連勝 暫定首位に上がりボタフォゴとの首位争いは熾烈にカンピオナート・ブラジレイロ 2024
- コパ・アメリカでも活躍したウルグアイ代表MFアラスカエータのゴールなどでフラメンゴが首位に浮上カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 元ブラジル代表DFチアゴ・シウバが15年半ぶりに復帰したフルミネンセ 接戦を制して最下位を脱出カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 40歳でブラジルサッカー界での歩みを進める田島翔の自叙伝が発売 皇帝アドリアーノとのエピソードもブラジル関連情報
- キングカズに憧れてプロになった男が40歳になって叶えた夢 王国ブラジルで新たな一歩を踏み出すカンピオナート・パラナエンセ 2023 3部