LigaPro Betcris 2021エクアドル１部リーグ 2021

12月12日に行われたリーガプロ・ベトクリス（エクアドル1部リーグ）の年間王者決定戦 2nd.Leg。グアヤキルで行われた「エメレック × インデペンディエンテ・デル・バージェ」は、甲乙つかず引き分けに終わった。

試合前から降りしきる大雨の影響で、水浸しのピッチでのキックオフとなり、頻繁にボールが雨水を含んだ芝によって止まっては、選手も頻繁に足を滑らせた。

先制したのは、1st.Leg を先勝しているインデペンディエンテ・デル・バージェ。8分、コーナーキックに30歳の元U-20アルゼンチン代表FWジョナタン・バウマンが右足ボレーで合わせると、ゴールライン寸前でクリアされるもセカンドボールをリチャール・チュンケが右足でゴールに押し込んだ。

エメレックは32分に右サイドからのロングスローがペナルティエリアでルーズボールになると、先にボールに触ったブライアン・カラバリーがリチャール・チュンケに蹴られて転倒。このファウルで主審はPKを指示したが、29歳の元U-17ウルグアイ代表MFセバスティアン・ロドリゲスがキーパーにコースを読まれて止められてしまう。さらに44分にはロングフィードがペナルティエリアでリチャール・チュンケのハンドを誘発したが、一旦はPKを指示した主審はVARのオンフィールドレビューでジャッジを覆した。それでもエメレックは前半のアディショナルタイムに、エクアドル代表MFディクソン・アローヨが頭で合わせて同点にした。

雨足はさらに強まり、ハーフタイムには豪雨により後半を開始できず主審らが天候を注視することに。その結果、ハーフタイムは57分間も設けられての後半開始となった。

後半、インデペンディエンテ・デル・バージェは立ち上がりの48分にロングフィードから絶好のチャンスを迎えた。相手陣内の中央でボールが雨水により止まると、ペナルティエリアの外まで飛び出したキーパーより先にエクアドル代表MFジュニオール・ソルノーサが追いついて、キーパーを抜き去った。あとは無人のゴールへボールを流し込むだけだったが、ペナルティエリアの左端で振り抜いた左足でのシュートは、枠を逸れてしまった。

エメレックは終盤にパワープレイで追加点を奪おうとしたが、相手の好守もあって後半は無得点に終わった。

この試合は引き分けに終わったが、1st.Leg を 3-1 で勝っているインデペンディエンテ・デル・バージェが、2試合合計スコア 4-2 で年間王者に輝いた。優勝＆準優勝チームともに、2022年のリベルタドーレス出場権を獲得している。

リーガプロ・ベトクリス （エクアドル1部リーグ） 2021 年間王者決定戦 2nd.Leg　（2021/12/12）
エメレック	1-1	インデペンディエンテ・デル・バージェ
ペドロ・オルティス	GK	モイセス・ラミーレス
ロマーリオ・カイセード アニーバル・レギサモン ルカ・ソサ アンヘル・グラシア （ジェフェルソン・ベルナーサ）	DF	マテオ・カラバハル リチャール・チュンケ ルイス・セゴビア
ディクソン・アローヨ セバスティアン・ロドリゲス ブライアン・カラバリー ホセ・セバージョス ジョアオ・ロハス （マルロン・メヒーア）	MF	ロレンソ・ファラベッリ クリスティアン・ペジェラーノ ホセ・ウルタード （ブライアン・ガルシア） ジョアネル・チャベス （アントニー・ランダスリ） ニコラス・プレビターリ ジュニオール・ソルノーサ （マテオ・オルティス）
ファクンド・バルセロー	FW	ジョナタン・バウマン （スティーブン・プラーサ）
ディクソン・アローヨ　45+8	ゴール	08　リチャール・チュンケ
ロマーリオ・カイセード セバスティアン・ロドリゲス ディクソン・アローヨ	イエロー カード	ジョアネル・チャベス ルイス・セゴビア アントニー・ランダスリ ロレンソ・ファラベッリ
イスマエル・レスカルボ	監督	レナート・パイーバ
主審：　 会場：　エスタディオ・ジョージ・キャプウェル　（グアヤキル）