Copa do Brasil 2022コパ・ド・ブラジウ 2022

7月12〜14日に行われたコパ・ド・ブラジウのラウンド16 2nd.Leg 。サンパウロ州の州都サンパウロで行われたクラシコ「パウメイラス×サンパウロ」は、パウメイラスが勝ったが2試合合計スコアは同点でPK戦に突入。PK戦を制したサンパウロが準々決勝進出を果たした。

1st.Leg は 1-0 でサンパウロが勝っていて迎えた2戦目。キックオフ直後から前のめりに攻めたパウメイラスは、9分に先制。相手陣内で奪い取ったボールを右サイドでつないで、グスターボ・スカルパからのスルーパスをペナルティエリアの右側で受けたガブリエウ・ベロンがやや後方に折り返すと、左サイドからペナルティエリアまで上がってきたウルグアイ代表DFホアキン・ピケレスが左足でゴールに流し込んだ。

続けてその3分後には、自陣でインターセプトしたボールを素早くつないで、左サイドからドリブルでカットインしたドゥドゥがペナルティエリアへパスを出すと、ハファエウ・ベイガが左足でゴールに流し込んで 2-0 とした。パウメイラスは早くも、2試合合計スコアで逆転した。

後半、パウメイラスは60分にカウンターからガブリエウ・ベロンが右足でフィニッシュに持ち込み、ボールはキーパーの右手と腰の間をすり抜けたが、カバーに戻ったガブリエル・ネベスが間一髪クリア。しかしその3分後に、ドゥドゥのシュートをブロックしたジョナタン・カレーリが、ハンドを犯していたことがVARで確認されたことで、サンパウロはPKを献上してしまう。ところがハファエウ・ベイガはPKを浮かせてしまい、パウメイラスはトドメを刺せなかった。

すると、相手のPK失敗にも救われたサンパウロは、65分のカウンターでジョナタン・カレーリがペナルティエリアで転倒。VARのオンフィールドレビューをした主審は、直前にパラグアイ代表DFグスターボ・ゴメスがカレーリの左肩を手でつかんで妨害していたとして、サンパウロにPKを与えた。このPKをルシアーノが決めて、サンパウロが2試合合計スコアを同点に戻した。

終盤は互いにPK戦までもつれ込ませずに勝とうとした。パウメイラスは61分にドゥドゥが、その1分後にはグスターボ・スカルパがそれぞれ枠内シュートを放ったが、どちらもキーパーのファインセーブに遭って追加点は奪えず。両者の命運は、PK戦に委ねられることになった。

PK戦。互いに1人目がキーパーにコースを読まれ、2人目以降はどちらも決め続けて迎えた5人目。先攻のパウメイラスはウェズレイがキーパーにコースを読み切られたのに対し、後攻のサンパウロはイーゴル・ゴメスが決めてクラシコを制した。

コパ・ド・ブラジウ 2022　ラウンド16 2nd.Leg　（2022/07/14）
パウメイラス	2-1 PK 3-4	サンパウロ
ウェベルトン	GK	ジャンドレイ
マルコス・ホッシャ グスターボ・ゴメス ムリーロ ホアキン・ピケレス	DF	ジエゴ ミランダ （ニコン） レオ
ダニーロ ゼ・ハファエウ （ガブリエウ・メニーノ） ハファエウ・ベイガ	MF	ホドリーゴ・ネストル （パブロ・マイア） ガブリエル・ネベス  （タリス） イーゴル・ビニシウス ウェリントン （ルイゾン） イーゴル・ゴメス
ドゥドゥ （ウェズレイ） ガブリエウ・ベロン （ブレーノ・ロペス） グスターボ・スカルパ	FW	パトリッキ （ルシアーノ） ジョナタン・カレーリ
ホアキン・ピケレス　09 ハファエウ・ベイガ　12	ゴール	69　ルシアーノ（PK）
ハファエウ・ベイガ　× グスターボ・スカルパ　○ グスターボ・ゴメス　○ ホアキン・ピケレス　○ ウェズレイ　×	PK	×　ルシアーノ ○　ジョナタン・カレーリ  ○　ニコン ○　イーゴル・ビニシウス ○　イーゴル・ゴメス
ハファエウ・ベイガ グスターボ・ゴメス マルコス・ホッシャ	イエロー カード	ウェリントン ガブリエル・ネベス  ホドリーゴ・ネストル ジョナタン・カレーリ  ニコン
アベル・フェレイラ	監督	ホジェーリオ・セニ
主審：　レアンドロ・ペドロ・ブアーデン 会場：　アリアンツ・パルキ　（サンパウロ）