Campeonato Gaúcho 2023カンピオナート・ガウーショ 2023

4月8日に行われたカンピオナート・ガウーショの決勝 2nd.Leg。リオ・グランジ・ド・スウ州の州都ポルト・アレグレで行われた「グレミオ×カシアス」は、“ルチョ”ことウルグアイ代表FWルイス・スアーレスのPKで勝ったグレミオが6連覇を達成した。

1st.Leg は 1-1 の引き分けで迎えた2戦目。グレミオは17分に前線で相手のトラップミスを拾ったビーナがルイス・スアーレスにボールを預けたが、フリーで打ったルチョのシュートはポストに当たり、ピッチサイドではヘナット・ガウーショ監督が悔しさをあらわにした。23分にはパラグアイ代表MFマティアス・ビヤサンティがペナルティエリアでフィニッシュに持ち込むも、シュートはわずかに枠を捉えられず。27分にはフェリペ・カルバージョが右足を振り抜いたが、キーパーに弾き出された。さらに37分にはフェリペ・カルバージョが左サイドのペナルティエリア付近から右足で直接フリーキックを放ったが、こちらはクロスバーを直撃。前半は 0-0 でハーフタイムを迎えた。

後半、グレミオは52分にビテーロが右足で直接フリーキックを放つも、ボールは浮いてしまう。対するカシアスは55分にペニーニャがペナルティエリア付近で左足を振り抜いたが、ボールはクロスバーの上を通過した。

グレミオは60分に攻め込んだ際に、ルチョがペナルティエリアでマルセーロ・フェヘイラに体をつかまれて転倒。一旦は流されたが、VARのオンフィールドレビューで確認した主審はマルセーロ・フェヘイラのファウルとジャッジして、グレミオにPKを与えた。このPKをルチョが冷静に決めると、ルチョの元にはイレブンも控え選手も一斉に集まって歓喜の輪を形成。スタンドは大歓声に包まれた。

カシアスは71分にセットプレイから絶好期を迎えたが、フリーキックに右足で合わせたマルロンのボレーシュートはキーパーに弾き返されてしまう。対するグレミオは98分にカウンターから最後は元U-23ブラジル代表MFルーカス・シウバが左足でゴールに沈めたが、VARのオンフィールドレビューでカウンターの起点になった際にグレミオ側にファウルがあった事実を確認した主審は、グレミオの追加点は取り消した。

グレミオの州選手権優勝は、6年連続42度目。

カンピオナート・ガウーショ 2023　決勝 2nd.Leg　（2023/04/08）
グレミオ	1-0	カシアス
アドリエウ	GK	ブルーノ
ジョアン・ペドロ ブルーノ・アウベス ワルテル・カンネマン ヘイナウド （ジオゴ・バルボーザ）	DF	マルセーロ・フェヘイラ ジルセウ フェルナンド・フォンセカ ドゥドゥ・マンダイ
マティアス・ビヤサンティ フェリペ・カルバージョ （ルーカス・シウバ） フランコ・クリスタルド （ブルーノ・ウビーニ） ビテーロ （グスタビーニョ） ビーナ （ジーニョ）	MF	マルロン （マルシエウ） ゲージス （ビニシウス） ペニーニャ （マルコン） ジェアン・ジアス ジエゴ・ホーザ （イアゴ・タボルダ）
ルイス・スアーレス	FW	エロン
（PK）ルイス・スアーレス　64	ゴール
	イエロー カード	マルロン ゲージス ジエゴ・ホーザ ジルセウ
ジオゴ・バルボーザ	レッド カード	ビニシウス
ヘナット・ガウーショ	監督	チアゴ・カルバーリョ
主審：　レアンドロ・ペドロ・ブアーデン 会場：　アレーナ・ド・グレミオ　（ポルト・アレグレ）