Campeonato Brasileiro Serie A 2023ブラジル全国選手権 1部 2023

8月26〜27日に行われたカンピオナート・ブラジレイロの第22節。リオ・デ・ジャネイロ州の州都リオ・デ・ジャネイロで行われた「ボタフォゴ×バイーア」は、元スペイン代表FWジエゴ・コスタの2ゴールなどでボタフォゴが快勝した。

試合は、ボタフォゴが立ち上がりに先制。3分、相手のカットしたボールを胸でトラップしたエドゥアルドがカットインして前線に送ると、ビクトル・サーが相手のチャージに耐えながらペナルティエリアへパス。そこに駆け込んだジエゴ・コスタが右足でシュートに及ぶと、キーパーの右足に当たったボールは緩い弧を描いてゴールに吸い込まれた。

バイーアは18分、20分とチャンスメイクしたが決めきれず。ボタフォゴは28分にカウンターで右サイドを上がったマティアス・セゴビアが、ジエゴ・コスタとのワンツーを経てペナルティエリアに到達。ドリブルでカットインしたセゴビアは左足を振り抜いたが、枠を捉えたボールはキーパーに弾き出された。

後半、バイーアは49分にレオ・ペレイラがペナルティエリアの手前で左足を振り抜いたが、ボールはキーパーに弾き出される。するとピンチをしのいだボタフォゴは直後の51分、相手陣内でインターセプトしたガブリエウ・ピリスが左サイドを上がってクロスを供給。最後はジエゴ・コスタがヘディングでゴールに沈めてリードを広げた。

ボタフォゴは69分にジャンデルソンが右足でフィニッシュに及んだが、シュートはポストに当たってしまう。それでも75分、相手のコーナーキックがファーサイドに流れたのを拾ったウーゴがドリブルで押し上げてガラ空きの相手陣内へ長いスルーパスを出すと、戻りきってない最終ラインの裏へ抜け出したルイス・エンリーキが相手陣内を独走。ルイス・エンリーキはペナルティアークでシュートフェイントをしてキーパーを欺くと、右足のアウトサイドキックで無人のゴールへボールを流し込んだ。

試合後、2ゴールを決めてこの試合のクラッキ（最優秀選手）に選出されたジエゴ・コスタは次のように心境を述べた。

「残り試合でストライカーが自信を得るにあたり非常に重要なのは、ゴールを決めることだ。今日は2点決められてとてもうれしい。もちろんチームが勝つことも重要。今季は安定しているボタフォゴに今月加入して、みんなは快く受け入れてくれた。こうした好循環もゴールのお膳立てになったと捉えている」

「もし私がゴールを決めずに勝ったとしても、最も重要なのはチームの勝利だ。まだまだやるべきことがたくさんあることは承知しているが、努力と謙虚さを忘れずに歩みを進める。次の試合に向けて切り替える」

快勝したボタフォゴは、2位パウメイラスに勝ち点差11をつけて首位独走態勢を維持。完敗のバイーアは降格圏に転落しそうな様相だ。

カンピオナート・ブラジレイロ 2023　第22節　（2023/08/27）
ボタフォゴ	3-0	バイーア
ルーカス・ペヒ	GK	マルコス・フェリッピ
JP ガウボン （マテオ・ポンテ） アドリエウソン ビクトル・クエスタ ウーゴ	DF	ジウベルト カヌ ビットル・ウーゴ カミーロ・カンディード
マルロン・フレイタス ガブリエウ・ピリス （ダニーロ・バルボーザ） エドゥアルド	MF	ヘゼンジ タシアーノ （イアゴ・フェリッピ） カウリ （レオ・シッタジーニ）
ビクトル・サー （ルイス・エンリーキ） ジエゴ・コスタ （ジャンデルソン） マティアス・セゴビア （ディエゴ・エルナンデス）	FW	アデミール （エベラウド） ビニシウス・ミンゴッチ （ビットル・ジャカレー） ハファエウ・ヘトン （ビエウ）
ジエゴ・コスタ　03 ジエゴ・コスタ　51 ルイス・エンリーキ　75	ゴール
ジエゴ・コスタ ジャンデルソン	イエロー カード	カウリ イアゴ・フェリッピ
ブルーノ・ラジェ	監督	レナート・バイーバ
主審：　フラービオ・ホドリギス・ジ・ソウザ 会場：　エスタジオ・ド・エンジェニョン　（リオ・デ・ジャネイロ）