ネイマールに一発レッド… ポンチ・プレッタが首位堅守
サンパウロ州選手権 第8節 ポンチ・プレッタ 3-1 サントス

▲ 前半11分にブルーノ・シウバのゴールで先制したポンチ・プレッタ
ポンチ・プレッタは前半11分に先制。相手のクリアボールを左サイドで拾ったペルー人ルイス・ラミレスがゴール前にアーリークロスを上げると、後方から走ってきたブルーノ・シウバが最終ラインの裏でボールをトラップ。飛び出したGKハファエウにシュートコースを消される前に、右足でゴール左隅にボールを押し込んだ。
前半のアディショナルタイムに、ポンチ・プレッタのゴール前でトラブルが発生した。

▲ 詰め寄るネイマールのアゴを掴んで反論するアルトゥール(2番)
苛立つネイマールはアルトゥールの左腕を2度振り払ったが、その直後に両者の言い争いを止めに入ったクレーベルがネイマールのアゴを掴んで後ろに押し倒した。その結果、ピッチ上で両軍の選手が入り乱れる大喧嘩に発展。この騒動で試合は5分ほど中断した。

▲ 主審ルイス・フラービオ・ジ・オリベイラにレッドカードを出されて苦笑いを浮かべるネイマール(中央)
2人がピッチを去るとき、スタンドからはネイマールを退場に追い込んだ背番号2を称賛する「アルトゥール・コール」が轟いていた。
10人対10人となって後半に突入した試合は、終盤にスコアボードが動いた。81分にカウンターから途中出場のアレモンが追加点となるゴールを決めれば、その5分後にはサントスがアンドレのゴールで1点を返す。
だが後半のアディショナルタイムに、サントス守備陣の連携ミスを突いたポンチ・プレッタがアレモンのゴールで再び2点差として勝利。8戦無敗のポンチ・プレッタは勝ち点を18に伸ばして首位をキープした。
一方敗れたサントスは、前半にネイマールの退場があり、かつ3つめの失点はGKハファエウの中途半端な判断による産物。攻守の歯車が噛み合っていなかった。
サンパウロ州選手権 2013 第8節 (2013/02/17) | ||
---|---|---|
ポンチ・プレッタ | 3-1 | サントス |
エジソン・バストス | GK | ハファエウ |
アルトゥール クレーベル フェホン ウエンデウ |
DF |
ブルーノ・ペレス エドゥー・ドラセーナ ドゥルバウ レオ |
バラーカ ブルーノ・シウバ シシーニョ ジエゴ・ホーザ (メモ) ルイス・ラミレス (ウェウリントン・ブルーノ) |
MF |
アロウカ マルコス・アスンソン ヘネ・ジュニオール (アンドレ) シッセロ (パティート・ロドリゲス) ワルテル・モンティージョ (フェリッピ・アンデルソン) |
ウィリアン (アレモン) |
FW | ネイマール |
ブルーノ・シウバ 11 アレモン 81 アレモン 93 |
ゴール | 86 アンドレ |
ブルーノ・シウバ エジソン・バストス |
イエロー カード |
ブルーノ・ペレス ドゥルバウ |
アルトゥール | レッド カード |
ネイマール |
グット・フェヘイラ | 監督 | ムリシ・ハマーリョ |
主審: ルイス・フラービオ・ジ・オリベイラ (※83分、ホドリーゴ・ブラジェットに交代) 会場: エスタジオ・モイゼス・ルカレッリ (カンピーナス) |
2013.02.17
当サイトに掲載された文章の著作権は、すべて Goleador に帰属しています。無断での複製・転載・引用など二次利用は固く禁じています。
順位表 サンパウロ州選手権 (第8節)
順位 | 勝点 | チーム |
---|---|---|
1 | 18 | ポンチ・プレッタ |
2 | 16 | リネンセ |
3 | 14 | モジ・ミリン |
4 | 14 | サントス |
5 | 13 | サンパウロ |
6 | 13 | ペナポレンセ |
7 | 13 | パウメイラス |
8 | 13 | コリンチャンス |
9 | 12 | ボタフォゴ・パウリスタ |
10 | 12 | ブラガンチーノ |
11 | 10 | パウリスタ |
12 | 9 | ピラシカーバ |
13 | 9 | イトゥアーノ |
14 | 8 | オエスチ |
15 | 7 | ミラソーウ |
16 | 7 | グアラニー |
17 | 6 | アトレチコ・ソロカーバ |
18 | 5 | ウニオン・バルバレンセ |
19 | 5 | サン・カエターノ |
20 | 5 | サン・ベルナルド |
試合結果 サンパウロ州選手権 (第8節)
ホーム | 結果 | アウェイ | 詳細 |
---|---|---|---|
ピラシカーバ | 2-3 | グアラニー | |
ウニオン・バルバレンセ | 1-2 | モジ・ミリン | |
サンパウロ | 3-2 | イトゥアーノ | ● |
サン・カエターノ | 1-2 | ブラガンチーノ | |
ミラソーウ | 4-3 | ボタフォゴ・パウリスタ | |
サン・ベルナルド | 0-0 | パウリスタ | |
コリンチャンス | 2-2 | パウメイラス | ● |
ポンチ・プレッタ | 3-1 | サントス | ● |
オエスチ | 2-0 | ペナポレンセ | |
アトレチコ・ソロカーバ | 2-3 | リネンセ |
ルール サンパウロ州選手権
20チームによる総当たり19試合を行い、上位8チームによる決勝トーナメント方式。勝ち点が同じ場合は得失点差で優劣が決まる。
- 麻雀との二刀流を続ける田島翔がブラジルと日本の架け橋に 現役を続けながらダイレクターも兼任へブラジル関連情報
- 他会場の結果は関係なし 終了間際のゴールで勝ちきったボタフォゴが29年ぶり2度目の優勝を果たすカンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 今シーズンは苦しんだ昨年の南米王者 最終節でパウメイラスを相手に競り勝ち自力で残留決定カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- アトレチコ・ミネイロが残留 “ルチョ”ことルイス・ゴンサーレス監督率いる名門は失意の2部降格カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- レッドブル・ブラガンチーノの粘りで残留争いは熾烈に 降格の恐れが最も高いのは前年の南米王者か?カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- コロンビア人選手のゴールで接戦を制したフルミネンセ それでもまだ残されているセリエB降格の危機カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 40歳でブラジルサッカー界での歩みを進める田島翔の自叙伝が発売 皇帝アドリアーノとのエピソードもブラジル関連情報
- キングカズに憧れてプロになった男が40歳になって叶えた夢 王国ブラジルで新たな一歩を踏み出すカンピオナート・パラナエンセ 2023 3部