Copa América 2015コパ・アメリカ 2015

コパ・アメリカが開幕する11日、ブラジル代表のドゥンガ監督は自分たちを優勝候補に挙げる周囲の声を牽制して、アルゼンチンとチリの2ヵ国を優勝候補に指名。ブラジル代表は三番手評価とする考えを明らかにした。

記者会見に臨んだドゥンガ監督は、ブラジル代表を優勝候補とする見方を否定して、ライバル国を優勝候補筆頭とするコメントを残した。
「昨年のワールドカップで準優勝という素晴らしい結果を残したアルゼンチンが最も優勝に近いチームだと思っている。次点はチリだ。開催国としてのアドバンテージがあるし、チームとして成熟していて良いサッカーをしている。優勝候補はこの2ヵ国だろう」

「セレソン（ブラジル代表）は優勝候補ではない。昨年のワールドカップで晒した無様な敗北による悪しきイメージを払拭させることが先だ。それに今大会我々が優勝するためには、むしろ優勝候補から外されているほうが望ましいとも感じている」

最後に、直前でDFダニエウ・アウベスを招集した理由について聞かれると、ドゥンガ監督は「2007年のコパ・アメリカで優勝を経験しているし、2010年のワールドカップでも良いプレイをしていた。先のチャンピオンズリーグでも優勝した経験豊富なベテランであり、かつ人格も申し分ない。とくに若手の精神的支柱になりうるだろうと思っての招集だ」と説明した。