Copa América 2015コパ・アメリカ 2015

6月11日からチリで開催されている国際大会「コパ・アメリカ」。12日にビーニャ・デル・マールで行われたグループAの第1節「メキシコ vs ボリビア」は、両チームともに決定機をものにできずスコアレスドローで幕を下ろした。

主導権を握ろうとするメキシコに対して積極的なプレスで対抗したボリビアは、14分に左サイドからのクロスをリカルド・ペドリエルが足元で合わせたが、シュートはニアサイドのゴールポストを直撃した。一方15分を過ぎた頃からボール支配率を高めていったメキシコは、25分にヘラルド・フローレスが左足ボレーで強烈なシュートを打つも、枠を捉えたシュートはキーパーが正面でキャッチした。

その後は互いの守備が光る中で、ボリビアは42分にジャスマニー・カンポスが左足でボレーシュートを打った。枠を捉えていたが、キーパーが俊敏な反応で枠外にボールを弾き飛ばした。前半は 0-0 で終了した。

後半、ボリビアは57分にヘスス・コローナがドリブルで中央へ切れ込むと、最後はハビエル・グエーメスが左足でシュートを打ったが大きく浮かせてしまう。さらに62分にはマルセーロ・モレーノがフリーで右足を振り抜いたが、シュートは枠を捉えられなかった。

メキシコは67分にヘスス・コローナが左サイドを突破してクロスを上げると、途中出場のラウール・ヒメーネスが頭で合わせた。ファーサイドのゴールネットを狙ったヘディングシュートはわずかに枠を捉えられなかったが、中盤にスペースが空き始めたことによってペナルティエリアまでスムーズにボールが運ばれるようになった。

メキシコは83分にセットプレイのこぼれ球をマティアス・ブオーソが右足でゴールへ蹴り込もうとしたが、相手に当たって枠外に逸れた。メキシコのイレブンは相手のハンドを主張したが、主審はメキシコにPKを与えなかった。

ボリビアはコパ・アメリカで過去最多の16試合連続未勝利という不名誉な記録を保持しているが、不覚にもこの記録をさらに伸ばしてしまうこととなった。次のエクアドル戦で未勝利記録のストップなるか。

コパ・アメリカ 2015　グループA 第1節　（2015/06/12）
メキシコ	0-0	ボリビア
ヘスース・コローナ	GK	ロメル・キニョーネス
ラファエル・マルケス （ハビエル・アキーノ） フリオ・ドミンゲス アドリアン・アルドレーテ	DF	ミゲル・ウルタード エドワード・センテーノ ロナール・ラルデス アレハンドロ・モラーレス
ハビエル・グエメス ファン・カルロス・メディーナ （ルイス・モンテス） ヘラルド・フローレス ウーゴ・アジャラ ヘスス・コローナ	MF	ダニ・ベハラーノ アレハンドロ・チュマセーロ リカルド・ペドリエル （マルビン・ベハラーノ） ジャスマニー・カンポス （パブロ・エスコバル） マルティン・スメドベリ-ダレンセ
マティアス・ブオーソ エドゥアルド・エレーラ （ラウール・ヒメーネス）	FW	マルセーロ・モレーノ
	ゴール
ヘラルド・フローレス	イエロー カード	ダニ・ベハラーノ パブロ・エスコバル
ミゲル・エレーラ	監督	マウリシオ・ソリア
主審：　エンリケ・カセレス　（パラグアイ） 会場：　エスタディオ・サウサリート　（ビーニャ・デル・マール）