Copa América 2019コパ・アメリカ 2019

6月14日からブラジルで開催されている国際大会「コパ・アメリカ」。18日にサンパウロ州の州都サンパウロで行われたグループBの第2節「コロンビア vs カタール」は、終盤に先制したコロンビアが接戦を制した。

ファルカオを温存して臨んだコロンビアは5分にコーナーキックを得ると、ダビンソン・サンチェスが頭で合わせたボールを最後はロヘル・マルティネスがヘディングでゴールに押し込んだが、ダビンソン・サンチェスがヘディングしたタイミングでロヘル・マルティネスがオフサイドだったためノーゴール判定となった。13分には右サイドからのクロスにハメス・ロドリゲスが頭で合わせたが、ボールはわずかに枠を捉えられなかった。

ボールを支配して攻撃を組み立てるコロンビアは、39分に右サイドからペナルティエリアまで押し上げていたステファン・メディーナが右足でゴール左隅を狙ったが、ボールはサイドネットへ。前半の45分間にゴールは生まれなかった。

後半、コロンビアは48分にロヘル・マルティネスのシュートがハティムの右腕に当たり、主審はハティムにイエローカードを出してコロンビアにはPKを与えたが、VARシステムによる映像確認の結果、コロンビアのPKもハティムに出したイエローカードも両方取り消した。コロンビアは61分にロヘル・マルティネスがペナルティエリアで右足を振り抜いたが、キーパーが正面でブロック。対するカタールは63分にカウンターからアクラム・アフィフが左足でシュートを打って反撃。すると64分にはハメス・ロドリゲスからのパスで左サイドからペナルティエリアに入ったロヘル・マルティネスが角度のないところから左足で枠内シュートを打ったが、またもキーパーがファインセーブでゴールを守り抜いた。前半と比較すると、決定的な場面は確実に増えていた。
コロンビアは64分に温存していたファルカオを投入。72分にはサイドライン際でポルトガル出身のペドロ・ミゲルに背後から押し倒されたハメス・ロドリゲスが口論になり、いがみ合いからポルトガル出身のカタール人とマテウス・ウリーベにイエローカードが出される一幕もあった。

0-0 で推移した試合は終盤に突入。スコアレスドローの空気も漂い出していた85分に、コロンビアがやっとゴールネットを揺らした。ハメス・ロドリゲスが得意の左足でボールをアウトサイドに引っかけてペナルティエリアへ浮き球のパスを出すと、ドゥバン・サパタがヘディングで合わせてゴールに押し込んだ。

終了間際はカタールがパワープレイに出て、コロンビアはカウンター主体の戦術になったが、どちらもチャンスをものにできずタイムアップ。終了直後にはピッチ上で両チームの選手がいがみ合う一幕もあった。

連勝したコロンビアは、グループBで2位以内が確定して準々決勝進出を果たした。カタールは、次のアルゼンチン戦で準々決勝進出を目指すことになった。

コパ・アメリカ 2019　グループB 第2節　（2019/06/19）
コロンビア	1-0	カタール
ダビ・オスピーナ	GK	サード・アル・シーブ
ステファン・メディーナ （サンティアゴ・アリアス） ジェリ・ミーナ ダビンソン・サンチェス ウィリアン・テシージョ	DF	ペドロ・ミゲル バッサム・アル・ラウィ タレク・サルマン アブデルカリム・ハッサン
ウィルマール・バリオス ファン・ギジェルモ・グアドラード （ラダメル・ファルカオ・ガルシア） マテウス・ウリーベ	MF	アシム・マディボ ブーアッラーム・フーヒー ハサン・アルハイドス （アハマド・モイーン） アクラム・アフィフ アブデルアジズ・ハティム （カリム・ブディアフ）
ロヘル・マルティネス （ルイス・ディアス） ドゥバン・サパタ ハメス・ロドリゲス	FW	アルモエズ・アリ
ドゥバン・サパタ　85	ゴール
マテウス・ウリーベ	イエロー カード	アシム・マディボ アブデルカリム・ハッサン ペドロ・ミゲル アクラム・アフィフ
カルロス・ケイロス	監督	フェリックス・サンチェス
主審：　アレクシス・エレーラ　（ベネズエラ） 会場：　エスタジオ・ド・モルンビー　（サンパウロ）