Campeonato Mineiro 2021カンピオナート・ミネイロ 2021

4月4日に行われたカンピオナート・ミネイロの第7節。ミナス・ジェライス州の州都ベロ・オリゾンチで行われたクラシコ「アトレチコ・ミネイロ×アメリカ・ミネイロ」は、“ナチョ”ことアルゼンチン代表MFイグナシオ・フェルナンデスの2ゴールなどでアトレチコ・ミネイロが勝利を収めた。

ベロ・オリゾンチのクラシコといえば「アトレチコ・ミネイロ vs クルゼイロ」が有名だが、クルゼイロが台頭する以前の時代は「アトレチコ・ミネイロ vs アメリカ・ミネイロ」こそがクラシコとされた。そんな伝統のクラシコは、アトレチコ・ミネイロが優位に試合を進めていく。まずは9分、左サイドからギリェルミ・アラーナのクロスにベネズエラ代表FWジェフェルソン・サバリーノがヘディングで合わせたが、ボールはファーサイドへ流れた。それでも16分、“ナチョ”が左足で直接フリーキックを放つと、低い弾道のボールはアデミールの左足に当たってコースが変わりゴールに吸い込まれた。

アメリカ・ミネイロは20分にジュニオール・アロンソからボールを奪い取ったホドウフォ・ジョゼがペナルティエリアでキーパーと1対1になったが、ドリブルで振り切ろうとしたホドウフォ・ジョゼへ果敢に飛び込んだGKエベルソンは両手でボールをキャッチした。アトレチコ・ミネイロは24分に“ナチョ”がフリーでシュートに及んだが、キーパーの冷静な守備により前半のうちに追加点は奪えなかった。

後半、アトレチコ・ミネイロは53分に左からのクロスに“ナチョ”が頭で合わせるも、ボールはポストに嫌われる。対するアメリカ・ミネイロは、55分に左サイドをオーバーラップしたジョアン・パウロが左足でミドルシュートを決めて 1-1 とした。

その後互いにチャンスメイクして、追加点を奪ったのはアトレチコ・ミネイロ。まずは70分、カウンターから元ブラジル代表FWフゥキとのワンツーでペナルティエリアの右側を上がったチリ代表FWエドゥアルド・バルガスが、シュートを打たずにパスを選択。ケーノが右足で合わせたシュートはキーパーが弾いたが、セカンドボールに反応した“ナチョ”が右足でゴールに蹴り込み 2-1 とした。

さらに88分には相手のクリアボールに反応したギリェルミ・アラーナが、ペナルティアークから左足でゴールに流し込んで 3-1 としたアトレチコ・ミネイロ。首位攻防戦を制したアトレチコは、首位をキープした。

カンピオナート・ミネイロ 2021　第7節　（2021/04/04）
アトレチコ・ミネイロ	3-1	アメリカ・ミネイロ
エベルソン	GK	マテウス・カビショーリ
グーガ イーゴル・ハベーロ ジュニオール・アロンソ ギリェルミ・アラーナ	DF	ジエゴ・フェヘイラ （レオ・パッソス） エドゥアルド・バウエルマン アンデルソン・ジェズス ジョアン・パウロ
アラン マティアス・サラーチョ （ナタン） イグナシオ・フェルナンデス （ドド）	MF	ゼ・ヒカルド （サビーノ） ジュニーニョ アレ マルセーロ・トスカーノ （グスタビーニョ）
ジェフェルソン・サバリーノ （フゥキ） エドゥアルド・サッシャ （エドゥアルド・バルガス） ケーノ （マホーニ）	FW	アデミール （レアンドロ・カルバーリョ） ホドウフォ・ジョゼ （ヒバマール）
イグナシオ・フェルナンデス　16 イグナシオ・フェルナンデス　70 ギリェルミ・アラーナ　88	ゴール	55　ジョアン・パウロ
マティアス・サラーチョ アラン	イエロー カード	ゼ・ヒカルド
クッカ	監督	リスカ
主審：　マルコ・アウレリオ・アウグスト・ファゼーカス・フェヘイラ 会場：　エスタジオ・ド・ミネイロン　（ベロ・オリゾンチ）