Copa América 2021コパ・アメリカ 2021

6月13日からブラジルで開催されている国際大会「コパ・アメリカ」。7月2日にリオ・デ・ジャネイロで行われた準々決勝「ブラジル vs チリ」は、ブラジルが接戦を制した。

チリは、負傷でグループステージを欠場していたアレクシス・サンチェスが復帰してスタメン出場。そのチリは18分にフィードでゴール前へ駆け上がったエドゥアルド・バルガスがループシュートを打ったが、わずかに逸れた上にオフサイド。対するブラジルは21分にネイマールの低めのクロスにホベルト・フィルミーノが右足のジャンピングボレーで合わせたが、ボールは枠を逸れた。32分にはダニーロが右足でミドルシュートに及んだが、ボールは浮いてしまう。36分にはホベルト・フィルミーノとのワンツーで右サイドからペナルティエリアに入ったガブリエウ・ジェズスがグラウンダーのクロスを上げたが、ニアに駆け込んだネイマールのヒールシュートは相手にブロックされた。

一方、堅守からの速攻を主体としたチリは、26分にエドゥアルド・バルガスが一人で相手陣内を上がって右足を振り抜いたが、低く抑えたシュートはキーパーに弾かれた。

均衡が破れたのは、後半の開始直後。相手陣内の高い位置でパスをつないだブラジルは、ネイマールとのワンツーで最終ラインを崩したルーカス・パケターが、ゴール前で相手のチャージを腰で押し返しながら右足のハーフボレーシュートでゴールネットを揺らして先制した。

ところが、先制したブラジルは48分にボールを追いかけたガブリエウ・ジェズスが、エウヘニオ・メナの顔面に跳び蹴りをお見舞いしてしまう。“ライダーキック”さながらの跳び蹴りを食らわせての退場で、ブラジルは数的不利に陥った。

ブラジルは66分にカウンターからネイマールがフィニッシュに持ち込んだが、キーパーに阻まれる。対するチリは68分にベン・ブレレトンのシュートがポストに嫌われ、77分のジャン・メネーセスのシュートはキーパーに止められるなど決め手を欠いた。

コパ・アメリカ 2021　準々決勝　（2020/07/02）
ブラジル	1-0	チリ
エデルソン	GK	クラウディオ・ブラーボ
ダニーロ マルキーニョス チアゴ・シウバ ヘナン・ロジ （エデル・ミリタン）	DF	マウリシオ・イスラ ガリ・メデル フランシスコ・シエラルタ セバスティアン・ベガス （カルロス・パラシオス） エウヘニオ・メナ
カゼミーロ フレッジ ガブリエウ・ジェズス ホベルト・フィルミーノ （ルーカス・パケター） ヒシャリソン （エベルトン）	MF	エリック・プルガル （ジャン・メネーセス） アルトゥーロ・ビダル チャルレ・アランギス （ディエゴ・バレンシア）
ネイマール	FW	エドゥアルド・バルガス アレクシス・サンチェス （ベン・ブレレトン）
ルーカス・パケター　46	ゴール
エデルソン	イエロー カード	フランシスコ・シエラルタ カルロス・パラシオス アルトゥーロ・ビダル
チッチ	監督	マルティン・ラサルテ
主審：　パトリシオ・ロウスタウ　（アルゼンチン） 会場：　エスタジオ・ド・エンジェニョン　（リオ・デ・ジャネイロ）