Copa América 2021コパ・アメリカ 2021

6月13日からブラジルで開催されている国際大会「コパ・アメリカ」。7月5日にリオ・デ・ジャネイロで行われた準決勝「ペルー vs ブラジル」は、ブラジルが接戦を制した。

序盤からボールを支配したブラジルは、12分にカゼミーロが右足で直接フリーキックを放ったが、ボールはキーパーが正面でキャッチし損ねるも失点を防ぐ。18分にはルーカス・パケターがペナルティエリアの右側からグラウンダーのクロスを上げたが、ネイマールが右足で合わせたシュートとヒシャリソンがセカンドボールに反応した左足のシュートは、キーパーに連続で弾き返されてチャンスをものにできなかった。

それでも34分、ヒシャリソンからのパスで前線を上がったネイマールがペナルティエリアまでボールを運ぶと、細かいボールコントロールでアレキサンデル・カレンスを振り切ってやや後方にボールを折り返した。ルーカス・パケターが左足でゴールに蹴り込んで、ブラジルが先制点を奪った。

前半の終了直前にはネイマールのスルーパスをエベルトンがゴールライン際から折り返したが、クロスに合わせたヘナン・ロジのヘディングシュートは枠に飛ばず。ブラジルの1点リードでハーフタイムを迎えた。

後半、ペルーは5バックを崩してラシエル・ガルシアとマルコス・ロペスを投入し、局面の打開を図った。すると53分にはジャンルカ・ラパドゥーラがペナルティエリアで左足を振り抜き、キーパーに止められたものの前半にはなかった決定機を作れるようになった。

ペルーは81分に左サイドでセットプレイを得ると、アレキサンデル・カレンスがフリーキックに頭で合わせたが、ヘディングシュートは枠を逸れてしまう。結局ペルーは、自分たちが流れを引き寄せていた時間帯にゴールネットを揺らすことができず、決勝には進めなかった。

勝ったブラジルは、2019年大会に続き2大会連続の決勝進出となった。

コパ・アメリカ 2021　準決勝　（2020/07/05）
ペルー	0-1	ブラジル
ペドロ・ガレーセ	GK	エデルソン
アルド・コルソ （カルロス・ローラ） アンデルソン・サンタマリア クリスティアン・ラモス （ラシエル・ガルシア） アレキサンデル・カレンス ミゲル・トラウコ （マルコス・ロペス）	DF	ダニーロ マルキーニョス チアゴ・シウバ ヘナン・ロジ （エデル・ミリタン）
レナート・タピア （ジェラール・タバラ） ヨシマール・ヨトゥン セルヒオ・ペーニャ クリスティアン・クエバ （サンティアゴ・オルメーニョ）	MF	カゼミーロ フレッジ （ファビーニョ） エベルトン （エベルトン・ヒベイロ） ルーカス・パケター （ドウグラス・ルイス） ヒシャリソン （ビニシウス・ジュニオール）
ジャンルカ・ラパドゥーラ	FW	ネイマール
	ゴール	34　ルーカス・パケター
ヨシマール・ヨトゥン マルコス・ロペス	イエロー カード	ビニシウス・ジュニオール
リカルド・ガレカ	監督	チッチ
主審：　ロベルト・トバル　（チリ） 会場：　エスタジオ・ド・エンジェニョン　（リオ・デ・ジャネイロ）