Copa América 2021コパ・アメリカ 2021

CONMEBOL（南米サッカー連盟）は6日、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスの出場停止試合数を1増やすことを表明した。この処分により、同選手は10日のアルゼンチン戦を欠場することになった。

ガブリエウ・ジェズスは準々決勝のチリ戦で、チリ代表DFエウヘニオ・メナの顔面付近に跳び蹴りを食らわせてしまい、危険行為で一発退場となった。レッドカードにより同選手は準決勝のコロンビア戦を欠場したが、処分はさらに重くなった。

CONMEBOLの懲戒委員会は、メナへの跳び蹴り行為を重く見ていて、同選手の出場停止試合数をレッドカードによる通常の1から2に変更。それだけでなく、同選手に5,000ドル（日本円で約55万円）の罰金も科した。この罰金は、ブラジル代表が今回のコパ・アメリカで受け取る賞金から天引きする形で処理するという。

この決定に不満を抱いているのが、チームメイトのブラジル代表FWネイマール。ネイマールは自身の Instagram で「このような決定が下されたことを非常に悲しく思う。この決定に際し、担当者は素晴らしい分析をしたようだね。おめでとう」と皮肉たっぷりに批判している。

ガブリエウ・ジェズスの出場停止により、決勝のアルゼンチン戦では“セボリーニャ”ことエベルトンやホベルト・フィルミーノ、“ガビゴウ”ことガブリエウ・バルボーザ、ビニシウス・ジュニオールらがスタメン候補に挙がっている。