- CONMEBOL Libertadores 2021コンメボル・リベルタドーレス 2021
負傷交代で自分に苛ついたと話すフィリッピ・ルイス アンドレアス・ペレイラへのケアを忘れず
リベルタドーレスで準優勝に終わったフラメンゴの元ブラジル代表DFフィリッピ・ルイスが抱いた思い
▲ 決勝戦でスタメン出場するも31分に負傷交代した元ブラジル代表DFフィリッピ・ルイス(写真提供:Lance!)
前半途中に負傷交代した理由が筋肉の損傷だと説明したフィリッピ・ルイスは、ピッチを去るときの悔しさを隠さなかった。
「正直、自分にイライラした。大ケガではなかったが、筋肉に痛みを感じて試合に出続けるのは困難だった。それでもチームが優勝していれば悔しさも和らいだが…、我々は本当に勝ちたかったんだ。でもダメだった。パウメイラスを祝福しよう。彼らは素晴らしいシーズンを過ごした。公正なチャンピオンだよ」
「優勝は簡単なことではない。決勝まで進んで負けるのは無意味に映るかもしれないが、この決勝でプレイできて、大一番を戦えたことはありがたい。私はまた決勝の舞台に戻ってきたいんだ」
自身のケガよりもフラメンゴがタイトルを獲れなかったことを悔やむ一方で、フィリッピ・ルイスは対戦相手への敬意と称賛も忘れない。また、同選手は命運を左右した延長での失点シーンにも言及して、致命的なミスを犯したブラジル代表MFアンドレアス・ペレイラを擁護した。
「彼(アンドレアス・ペレイラ)だけが、彼自身の苦しみを乗り越えることができる。でも、負けたのは彼だけのせいじゃないよね? 私も、そしてチームメイトみんなも準決勝に終わった悔しさを乗り越えなければならない」
「彼(アンドレアス・ペレイラ)はひどく動揺している。責任を感じて落ち込んでいるようだが、彼はとても素晴らしい選手だ。才能に富み、クオリティも高く、彼の未来はきっと明るい。来年以降、素晴らしいシーズンを送るだろうし、彼は必ずや名誉挽回をすると信じているよ」
ミスした25歳をケアする36歳の優しさが垣間見えた。
◆ フィリッピ・ルイス
- 本名:
- フィリッピ・ルイス・カズミルスキ
- 生年月日:
- 1985年8月9日生まれ()
- 出身:
- ブラジル(サンタ・カタリーナ州ジャラグアー・ド・スウ)
- 身長:
- 182cm
- ポジション:
- 左サイドバック
10歳で地元のフットサルチームに所属し、2001年に15歳でフィゲイレンセの下部組織に入団。2003年に17歳でトップチームデビューを果たすと、翌2004年にはアヤックス(オランダ)に渡った。2005年にレンティスタ(ウルグアイ)へ完全移籍したが、その在籍中はレアル・マドリーB(スペイン)とデポルティーボ・ラ・コルーニャ(スペイン)に期限付き移籍で所属。2008年にデポルティーボ・ラ・コルーニャへ完全移籍した。2010年にはアトレティコ・マドリー(スペイン)に活躍の場を移すと、2014年にはチェルシー(イングランド)でも活躍。しかし1シーズンでアトレティコ・マドリーに戻って、2019年まで欧州で活躍した。2019年7月からはフラメンゴでプレイ。元ブラジル代表。
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2021.11.29
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