
- CONMEBOL Libertadores 2021コンメボル・リベルタドーレス 2021

40年ぶりの南米制覇を逃したことが決定打に ヘナット・ガウーショ氏は好成績を残すも解任される
フラメンゴがヘナット・ガウーショ監督の解任を決定 リベルタドーレス決勝で敗れた責任を問われ

▲ フラメンゴでは好成績を残していたヘナット・ガウーショ監督だったが、リベルタドーレス決勝での敗北から2日後に解任された(写真提供:Gazeta Press)
7月10日にホジェーリオ・セニ前監督の後任としてフラメンゴの指揮官となったヘナット・ガウーショ監督は、その手腕で就任当時不振だったフラメンゴを復活させることに成功。ここまでの5ヵ月弱で収めた成績は、38試合で25勝8分5敗と素晴らしい数字だ。しかし、10月27日に行われたコパ・ド・ブラジウ準決勝でアトレチコ・パラナエンセに敗れて敗退になったあたりから、同監督を批判する声が噴出。11月23日に行われた第2節のグレミオ戦で 2-2 と勝ちきれなかったことでも非難され、その4日後に行われたリベルタドーレスでも優勝を逃したことで風当たりは強まる一方だった。
事実、リベルタドーレスの決勝を終えた直後のロッカールームで、ヘナット・ガウーショ監督は、さもこれがフラメンゴでの最後の仕事と言わんばかりの口調で次のように話している。「残念ながら、ブラジルでは勝者だけが評価される」
かくして、5ヵ月未満での契約解除となったヘナット・ガウーショ氏。同氏についてはフルミネンセが次期監督候補にリストアップしているとの情報もあり、2022年も引き続きリオ・デ・ジャネイロで監督を続ける可能性がある。
◆ ヘナット・ガウーショ
- 本名:
- ヘナット・ポルタルッピ
- 生年月日:
- 1962年9月9日生まれ()
- 出身:
- ブラジル(リオ・グランジ・ド・スウ州グアポレー)
- 身長:
- 184cm
- ポジション:
- フォワード (現役時代)
1980年にグレミオでデビューすると、1983年にはコパ・リベルタドーレス優勝に貢献して同年のトヨタカップでも優勝に貢献した。1987年にフラメンゴへ移籍すると、1988年にはローマ(イタリア)へ移籍。しかし結果を残せず、翌1989年にフラメンゴへ移籍すると、以降はブラジルのクラブチームを渡り歩いた。ブラジル帰国以降だと1991〜1992年に所属したボタフォゴでの活躍がピーク。1999年にバングーで現役を引退した。2000年からはブラジル国内で監督を歴任しており、2016年にグレミオでコパ・ド・ブラジウを優勝して以降は翌2017年のリベルタドーレス優勝や2018年からのカンピオナート・ガウーショ(リオ・グランジ・ド・スウ州選手権)3連覇など数々のタイトルを獲得。そして2021年の準決勝でバルセロナSC(エクアドル)に勝ったことで、リベルタドーレス史上最多勝利監督(50勝)の新記録も樹立した。自身も2017年にリベルタドーレス最優秀監督賞を受賞している。元ブラジル代表。
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2021.11.29
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