- Campeonato Brasileiro Serie A 2021ブラジル全国選手権 1部 2021
残留争いの渦中にあるクラブの選手によるレイプ事件が発覚 被害女性は自殺を図るも一命を取り留める
クイアバーが性的暴行容疑のクレイソンを契約解除したと発表
▲ 2021年にはジョルジーニョ監督の下クイアバーでプレイしていたクレイソン(写真提供:AssCom Dourado)
現地報道によれば、事件は7日にクイアバーのモーテルで発生。割った瓶を凶器に変えたクレイソンが、それで女性を脅した上でレイプしたという。その後、被害者は同市内のナイトクラブに併設されたホテルに移動し、彼女はそこで睡眠薬を服用した上で、手首や首を割れた瓶の破片で切って自殺を図ったとされる。自殺は未遂に終わり、被害女性は通報を受けて現場に到着した救急隊員によって搬送され、市内の病院に緊急入院した。
事件後、自殺を図った被害女性は Instagram に手術後の写真を投稿。そこには、瓶の破片で切ったとみられる首に、縫合手術の糸がハッキリと写っていて、世間を騒然とさせた。
警察の発表では、当時モーテルには男性3名と女性2名がいて、クレイソンは警察の取り調べに対して容疑を認めている。他に、クイアバーでチームメイトのMFハファエウ・ガバもいたと報告書には記載があるが、ハファエウ・ガバは容疑を否認。事件当時は家族とともに自宅にいたと、ハファエウ・ガバは説明している。
▲ 入院中の被害女性が自殺を図って負った傷口をSNSに投稿。首や胸元には縫合手術の痕がある(写真提供:Instagram)
クイアバーは取材に対し、次のように回答。
「選手に聞き取りを行い、クレイソンが残念な出来事に加担したという自白を聞かされた」
「クイアバーは事件を深刻に受け止めており、彼のピッチ外での行動は容認できず、速やかに契約解除をしたことをクレイソンに通知した。9日のサントス戦にも彼は出場しない」
クイアバーは(12月9日)現在、元鹿島アントラーズのジョルジーニョ監督が指揮していて、ブラジレイロンのセリエAで残留争いの渦中にある。
◆ クレイソン
- 本名:
- クレイソン・エンリーキ・ダ・シウバ・ビエイラ
- 生年月日:
- 1995年3月19日生まれ()
- 出身:
- ブラジル(サンパウロ州ボトゥカートゥ)
- 身長:
- 170cm
- ポジション:
- フォワード
ウニオン・サン・ジョアンの下部組織にいた2012年に17歳でトップチームデビューを果たしつつも、当時はまだユースでの起用がメイン。2013年にイトゥアーノの下部組織へ移籍して再びトップチームデビューを果たすと、2015年にはサントスやインテルナシオナウからのオファーが届くも、ポンチ・プレッタに貸し出された。2016年に購入オプションを行使されてポンチ・プレッタへ完全移籍。そして2017年からは3季コリンチャンスで活躍。だが「ロッカールームでの雰囲気が悪い」との見解から移籍を訴え、2019年末に役員会で放出が決定。バイーアに完全移籍されたのち、2021年にはクイアバーにレンタル移籍した。現在も同選手の権利60%はイトゥアーノが保有している。
2021.12.09
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