Eliminatórias de CONMEBOL para la Copa Mundial de 2022FIFAワールドカップ 2022 カタール大会 南米予選

1月27〜28日に南米各国で行われたワールドカップ南米予選の第15節。エクアドルの首都キトで行われた「エクアドル×ブラジル」は、ブラジルがVARによって二度PKを免れたことで敗北も免れた。

エクアドルは1分にセットプレイから決定機を演出したが、フリーキックに合わせたエネル・バレンシアのヘディングシュートは枠を逸れる。対するブラジルは5分、フィリッピ・コウチーニョのクロスにマテウス・クーニャが頭で合わせると、キーパーが弾いたところにカゼミーロが詰めて先制した。

ブラジルは12分にカウンターでマテウス・クーニャが相手陣内を上がると、先にボールをクリアしようとしたキーパーの高く上げた右足が首筋を直撃。VARチェックをした主審はGKアレハンデル・ドミンゲスにレッドカードを出し、エクアドルは早い時間帯に数的不利に陥った。ところがブラジルの数的有利は長く続かず、19分にエメルソンが2枚目のイエローカードで退場になり、ピッチ上は10人対10人になった。

25分にはエクアドルのカウンターでペナルティエリアの外まで飛び出したキーパーが、クリアで高く上げた右足でエネル・バレンシアの頭部にかかと落としを見舞ってしまう。主審は一旦GKアリソン・ベッケルにレッドカードを出したが、VARのオンフィールドレビューで故意ではないことを確認すると、イエローカードに切り替えた。さらに40分にはアレックス・サンドロがペナルティエリアでゴンサーロ・プラタを倒したが、主審はエクアドルにPKは与えず。ブラジルは判定に救われた。

後半、エクアドルは立ち上がりの48分に右からのクロスをペルビス・エストゥピニャンが頭で落とすと、最後はミチャエル・エストラーダが右足でゴールに蹴り込んだ。ところが副審の旗が上がり、エストゥピニャンのオフサイドとジャッジされて、ブラジルはまたも判定に救われた。

さらに54分にはペナルティエリアでエストゥピニャンがダニエウ・アウベスとハフィーニャのチャージで倒され、主審は一度はエクアドルのPKを指示するも、VARのオンフィールドレビューでPKの判定を取り消すことに。この試合では何度もVARが“見せ場”になった。

攻め込みながらゴールが遠かったエクアドルだったが、74分にフェリックス・トーレスがコーナーキックに頭で合わせてやっと追いついた。

エクアドルは後半のアディショナルタイムに、アイルトン・プレシアードがキーパーとの交錯で転倒。主審はGKアリソン・ベッケルに2枚目のイエローカードを出したが、VARのオンフィールドレビューでこのカードを取り消し、エクアドルにPKは与えられなかった。

結果として何度もVARに救われたブラジルは、予選無敗を維持。逆転できなかったエクアドルは3位をキープしている。

FIFAワールドカップ 2022 カタール大会 南米予選　第15節　（2022/01/27）
エクアドル	1-1	ブラジル
アレハンデル・ドミンゲス	GK	アリソン・ベッケル
アンヘロ・プレシアード （ロマーリオ・カイセード） フェリックス・トーレス ピエロ・インカピエー ペルビス・エストゥピニャン	DF	エメルソン エデル・ミリタン チアゴ・シウバ アレックス・サンドロ
カルロス・グルエーソ （アイルトン・プレシアード） モイセス・カイセード （ジェグソン・メンデス） アラン・フランコ （エルナン・ガリンデス）	MF	カゼミーロ フレッジ フィリッピ・コウチーニョ （ダニエウ・アウベス）
ミチャエル・エストラーダ （ミチャエル・カルセレン） エネル・バレンシア ゴンサーロ・プラタ	FW	ハフィーニャ （アントニー） マテウス・クーニャ （ガブリエウ・バルボーザ） ビニシウス・ジュニオール （ガブリエウ・ジェズス）
フェリックス・トーレス　74	ゴール	05　カゼミーロ
エネル・バレンシア モイセス・カイセード	イエロー カード	アリソン・ベッケル ハフィーニャ エデル・ミリタン
アレハンデル・ドミンゲス	レッド カード	エメルソン
グスターボ・アルファーロ	監督	チッチ
主審：　ウィルマール・ロルダン　（コロンビア） 会場：　エスタディオ・カサブランカ　（キト）