Campeonato Mineiro 2022カンピオナート・ミネイロ 2022

3月5〜6日に行われたカンピオナート・ミネイロの第9節。ミナス・ジェライス州の州都ベロ・オリゾンチで行われたクラシコ「アトレチコ・ミネイロ×クルゼイロ」は、アトレチコ・ミネイロが逆転勝利を収めた。

3分にブラジル代表FWフゥキがガラ空きのゴールへロングシュートを打ち、攻撃の口火を切ったアトレチコ・ミネイロは、その後も7分にベネズエラ代表FWジェフェルソン・サバリーノがミドルシュートを、8分にはフゥキがバイシクルシュートをそれぞれ打つなど、ゴールこそ奪えずとも何度もスタンドを湧かせた。

0-0 で折り返した後半もアトレチコ・ミネイロのペースだったが、相手の堅い守備を崩しきれない。一方、後半の開始直前にアシスタントコーチがレッドカードを受けたクルゼイロは、54分にキーパーとの交錯で負傷したエドゥーが担架に乗せられて救急搬送されるアクシデントにも見舞われたが、それでも均衡を破った。69分、カウンターからフェルナンド・カネシンが右サイドを上がってクロスを上げると、ビットル・ホッキがヘディングでゴールネットに突き刺して、クルゼイロが先制した。

アトレチコ・ミネイロは72分にチリ代表FWエドゥアルド・バルガスのクロスに、フゥキが頭で合わせてクロスバーを直撃させると、その2分後にはフゥキが左足で直接フリーキックを放ち、相手ゴールに襲いかかる。すると83分、“ナチョ”ことアルゼンチン代表MFイグナシオ・フェルナンデスがペナルティエリアへボールを送ると、フゥキがオリベイラに足を掛けられて転倒。このファウルで得たPKをフゥキが決めて、85分に追いついた。

勢いづいたアトレチコは、逆転を目指して攻め続けた。すると後半のアディショナルタイムの96分、ブラジル代表DFギリェルミ・アラーナが左サイドから上げたクロスを、アデミールが左足のジャンピングボレーでゴールに沈めて、スタンドの大歓声を誘った。そしてこれが決勝点となった。

クラシコを制したアトレチコ・ミネイロは、準決勝進出が決定。敗れたクルゼイロは、準決勝進出がお預けとなった。

カンピオナート・ミネイロ 2022　第9節　（2022/03/06）
アトレチコ・ミネイロ	2-1	クルゼイロ
エベルソン	GK	ハファエウ・カブラウ
マリアーノ （グーガ） ナタン・シウバ ディエゴ・ゴディン ギリェルミ・アラーナ	DF	ホムーロ オリベイラ エドゥアルド・ブロッキ ハファエウ・サントス
アラン ジャイル イグナシオ・フェルナンデス	MF	ウィリアン・オリベイラ ペドロ・カストロ （マシャード） フェルナンド・カネシン （ジェオバーニ） ダニエウ・ジュニオール （ジョアン・パウロ）
ジェフェルソン・サバリーノ （エドゥアルド・バルガス） フゥキ ケーノ （アデミール）	FW	ビットル・ホッキ （ビドゥ） エドゥー （ブルーノ・ジョゼ）
（PK）　フゥキ　85 アデミール　90+6	ゴール	69　ビットル・ホッキ
ギリェルミ・アラーナ グーガ フゥキ アラン ケーノ	イエロー カード	ビットル・ホッキ ハファエウ・サントス ウィリアン・オリベイラ
	レッド カード	マティアス・フィリッピーニ（アシスタントコーチ）
アントニオ・モアメ	監督	パウロ・ペソラーノ
主審：　イーゴル・ジュニオ・ベネベヌート 会場：　エスタジオ・ド・ミネイロン　（ベロ・オリゾンチ）