Campeonato Uruguayo 2022ウルグアイ１部リーグ 2022

10月30日に行われたウルグアイ1部リーグの年間王者決定戦 準決勝。首都モンテビデオで行われた「リベルプール×ナシオナル・モンテビデオ」は、ナシオナルが快勝した。

ウルグアイの年間王者決定戦は、まず準決勝で「前期王者 vs 後期王者」が行われ、その勝者が決勝で「年間合計勝ち点の首位チーム」と対戦する琴になるが、今季は後期王者と年間合計勝ち点の首位チームが同一であるため、リベルプールが勝った場合のみ決勝が行われることになる。

前半はリベルプールのほうにチャンスがあったが、0-0 で迎えた後半にナシオナルが先制。50分、前線でドリブルを仕掛けたウルグアイ代表FWルイス・スアーレス（以下、ルチョ）がフェデリコ・ペレイラを引き連れてペナルティエリアに達すると、さらに切れ込む振りをしてペレイラのマークを剥がしたルチョは右足で丁寧にゴールへと流し込んだ。

ところがリベルプールは68分にティアゴ・ベシーノがPKを冷静に決めて、同点とした。後半を終えて同点のため、15分ハーフの延長で決着を付けることになった。

次の1点を決めたのはルチョだった。96分、セットプレイのこぼれ球を拾ってディエゴ・サバーラが右サイドから低いクロスを上げると、ゴールエリア付近で待ち構えていたルチョが右足でハーフボレーシュートを決めて、スタンドの大歓声を誘った。

ナシオナルは手を緩めず、延長後半の開始直後にはカウンターから追加点を奪取。サバーラのスルーパスで相手陣内を上がったエマヌエル・ジグリオッティが、ペナルティエリアの手前から右足でループシュートを決めて 3-1 。さらに113分にはアレックス・カストロが左から上げたグラウンダーのクロスを、ジグリオッティが右足で合わせてゴールに押し込んだ。

この結果、年間王者決定戦の決勝は行われず、ナシオナルの年間王者が決定。試合後のピッチには、笑顔で家族と抱擁を交わすルチョの姿があった。

ウルグアイ1部リーグ 2022 年間王者決定戦 準決勝　（2022/10/30）
リベルプール	1-4	ナシオナル・モンテビデオ
セバスティアン・ブリートス	GK	セルヒオ・ロチェ
ガストン・マルティレーナ フェデリコ・ペレイラ ゴンサーロ・ペレス アグスティン・カジェターノ （アイルトン・コウゴ）	DF	ホセ・ルイス・ロドリゲス （レアンドロ・ロサーノ） マティアス・ラボルダ レオナルド・コエーリョ  カミーロ・カンディド
ファブリシオ・ディアス ルーカス・レモス （ロドリーゴ・リベーロ） サンティアゴ・ロメーロ （ニコラス・ロドリゲス） ガストン・ロドリゲス （パブロ・ゴンサーレス）	MF	フェリペ・カルバージョ （ディエゴ・ロドリゲス） ディエゴ・サバーラ ショナタン・ロドリゲス （フランシスコ・ジネーラ） アルフォンソ・トレッサ （アレックス・カストロ ） フランコ・ファグンデス （エマヌエル・ジグリオッティ ）
ティアゴ・ベシーノ （ナウエル・ソリア） アラン・メディーナ （イグナシオ・ロドリゲス）	FW	ルイス・スアーレス （ファン・イグナシオ・ラミーレス）
ティアゴ・ベシーノ　68	ゴール	50　ルイス・スアーレス 96　ルイス・スアーレス 106　エマヌエル・ジグリオッティ  113　エマヌエル・ジグリオッティ
ルーカス・レモス アグスティン・カジェターノ フェデリコ・ペレイラ ファブリシオ・ディアス	イエロー カード	レオナルド・コエーリョ  ホセ・ルイス・ロドリゲス セルヒオ・ロチェ ティアゴ・ベシーノ
フェデリコ・ペレイラ	レッド カード
ホルヘ・バーバ	監督	パブロ・レペット
主審：　クリスティアン・フェレイラ 会場：　エスタディオ・センテナリオ　（モンテビデオ）