5月21日に行われた「リーガ・ポストボン」と呼ばれるコロンビア１部リーグ前期の決勝 2nd.Leg。バランキージャで行われた「アトレティコ・ナシオナル×ジュニオール・バランキージャ」は、試合終了直前のゴールでアトレティコ・ナシオナルが勝利を収めた。アウェイーゴル・ルールはないため2試合合計 2-2 でPK戦に突入し、それを制したアトレティコ・ナシオナルの優勝が決まった。

試合はホームのアトレティコ・ナシオナルが早々に先制。前半2分、左サイドでフリーキックを得るとベルナのクロスに合わせてゴール前に飛び込んだアレクシス・エンリケスが、左足でゴールに押し込んだ。これで2試合合計は 1-1 のイーブンとなった。

だがジュニオール・バランキージャは17分に左からのクロスをトローサが右足でゴールに押し込み、同点とした。2試合合計は 2-1 となり、このまま終われば優勝はジュニオールにもたらされることとなった。

その後は膠着状態が続き、後半のアディショナルタイムに突入。時計の針が94分に差し掛かったときにコーナーキックを得たアトレティコ・ナシオナルが、ラストチャンスをものにした。左からカルドーナが右足で上げたボールを、バロイが体勢を崩しながらもヘディングでゴールネットを揺らして 2-1 とした。そしてこれが決勝点となり、この日の試合はアトレティコ・ナシオナルが勝利。2試合合計スコアがイーブンになり、PK戦による決着となった。

ホームのアトレティコ・ナシオナルが4人全員決めたのに対して、ジュニオール・バランキージャは2人目のGKビエーラの蹴ったボールがコースを読み切られると、4人目ジョニー・バスケスのシュートはキーパーに当たってゴールポストを直撃。2人失敗したジュニオール・バランキージャが敗れ、アトレティコ・ナシオナルの優勝が決まった。

アトレティコ・ナシオナルは2013年の前後期に続いて、リーグ3連覇を達成した。

リーガ・ポストボン Ⅰ （コロンビア１部 前期）　2014 前期　決勝 2nd.Leg　（2014/05/21）
アトレティコ・ナシオナル	2-1 PK 4-2	ジュニオール・バランキージャ
フランコ・アルマーニ	GK	マリオ・セバスティアン・ビエーラ
アレクシス・エンリケス （ウィルデル・ギサオ） ダニエル・ボカネグラ ファリ・ディアス （ジョン・エドワル・バロイ） オスカル・ムリージョ	DF	ファン・ギジェルモ・ドミンゲス セサル・ファウセ （アンドレス・フェリペ・ゴンサーレス） ウィリアン・テシージョ サムエル・バネガス
ファン・ダビ・バレンシア エドウィン・カルドーナ アレハンドロ・ベルナ ジェルマン・カルデナス ハイロ・パロミーノ （ファン・パブロ・アンヘル）	MF	ジョニー・バスケス ジョシマール・ゴメス ルイス・ナルバエス ギジェルモ・セリス
ジェフェルソン・ドゥケ	FW	エディンソン・トローサ （マイコル・バランタ・ペーニャ） ホルヘ・アギーレ （ジョニー・ラミーレス）
アレクシス・エンリケス　02 ジョン・エドワル・バロイ　94	ゴール	17　エディンソン・トローサ
ファン・ダビ・バレンシア　○ エドウィン・カルドーナ　○ ダニエル・ボカネグラ　○ アレハンドロ・ベルナ　○	PK	○　ファン・ギジェルモ・ドミンゲス ×　マリオ・セバスティアン・ビエーラ ○　ルイス・ナルバエス ×　ジョニー・バスケス
アレハンドロ・ベルナ ジェルマン・カルデナス ジェフェルソン・ドゥケ	イエロー カード	マリオ・セバスティアン・ビエーラ ウィリアン・テシージョ ジョニー・バスケス ホルヘ・アギーレ ルイス・ナルバエス
ファン・カルロス・オソーリオ	監督	ダニ・ピニージョス
主審：　イメル・マチャード 会場：　エスタディオ・アタナシオ・ヒラルドー　（メデジン）