6月18日に行われたリーガ・アギラの前期 決勝 2nd.Leg。メデジンで行われた「アトレティコ・ナシオナル×デポルティーボ・カリ」は、ゴールを量産したアトレティコ・ナシオナルが大勝してタイトルを手中に収めた。

14日にカリで行われた 1st.Leg を 0-2 で落としていたアトレティコ・ナシオナルは、早い時間帯にビハインドを帳消しにする。まずは7分、スルーパスで左サイドを上がったアンドレス・イバルグエンがドリブルで一人を抜いてコロンビア代表MFマクネリ・トーレスの足元にパスを出すと、マクネリ・トーレスは右足でゴールに流し込んで先制。そして15分には、ロディン・キニョーネスとのワンツーからマテウス・ウリーベが右足でミドルシュートを決めて、2試合合計スコアを 2-2 にした。しかし、デポルティーボ・カリは20分にコーナーキックのこぼれ球を何度もゴール前に送る攻撃を続けて、ジェフェルソン・ドゥケが角度のないところからシュートを決め2試合合計スコアで再びリードした。

その後は膠着状態が続くも、嫌な流れを変えたのはアンドレス・イバルグエン。41分にコーナーキックのこぼれ球をペナルティエリアの手前から左足でゴールネットに突き刺して、スタンドを埋めたサポーターの歓声を誘った。

後半、デポルティーボ・カリは早めの選手交代に出たが、追加点を重ねたのはアトレティコ・ナシオナル。74分に元コロンビア代表FWダイロ・モレーノのPKで突き放すと、その2分後にはカウンターで左サイドへ流れたダイロ・モレーノのクロスから、ロディン・キニョーネスが右足でゴールに蹴り込んで優勝を決定づけた。

5点目が決まると、スタンドからは一部のサポーターがピッチサイドに降りてきてキニョーネスに抱きつくなど、興奮を隠しきれない様子。その直後に主審ははしゃぎすぎのキニョーネスにイエローカードを出したが、同選手はもはや気にすることもなくスタンドに手を振って喜びを噛みしめていた。

2015年の後期以来、1年半ぶりに国内リーグを制したアトレティコ・ナシオナルは、コロンビア勢で最も早く2018年のリベルタドーレス出場権を手にした。

コロンビア　リーガ・アギラ 2017　前期 決勝 2nd.Leg　（2017/06/18）
アトレティコ・ナシオナル	5-1	デポルティーボ・カリ
フランコ・アルマーニ	GK	パブロ・ミーナ
ダニエル・ボカネグラ （エセキエル・パロメーケ） カルロス・クエスタ フランシスコ・ナヘラ ファリ・ディアス （エドウィン・ベラスコ）	DF	ニルソン・カストリジョン （ミゲル・ムリージョ） ダニエル・ロセーロ ヘルマン・メーラ ジェイソン・アングーロ
エルキン・ブランコ （ディエゴ・アリアス） マテウス・ウリーベ ロディン・キニョーネス マクネリ・トーレス アンドレス・イバルグエン	MF	ケビン・バランタ （ダニエル・ヒラルド） アンドレス・ペレス ファビアン・サンブエーサ アンドレス・ロア セサル・アマージャ （アベル・アギラル）
ダイロ・モレーノ	FW	ジェフェルソン・ドゥケ
マクネリ・トーレス　07 マテウス・ウリーベ　15 アンドレス・イバルグエン　41 （PK）　ダイロ・モレーノ　74 ロディン・キニョーネス　76	ゴール	20　ジェフェルソン・ドゥケ
エルキン・ブランコ ダイロ・モレーノ ファリ・ディアス ロディン・キニョーネス	イエロー カード	アベル・アギラル ファビアン・サンブエーサ ヘルマン・メーラ ダニエル・ヒラルド
エドウィン・ベラスコ	レッド カード
レイナルド・ルエーダ	監督	エクトル・カルデナス
主審：　アンドレス・ロハス 会場：　エスタディオ・アタナシオ・ジラルドー　（メデジン）