Selección Nacional de Perúペルー代表

制裁措置の軽減は実現するのか。FIFA（国際サッカー連盟）から1年間の出場停止処分を受けているペルー代表FWパオロ・ゲレーロに、スペインの敏腕弁護士が担当することがわかった。

コカインの主成分と同じ成分が体内から検出されたことを理由に、選手として1年間活動できなくなっているゲレーロについては、ペルーの国内外から制裁措置の軽減を求める声が異口同音に聞こえてくる。そして今回、ゲレーロの弁護に就いたのは57歳のファン・デ・ディオス・クレスポ氏。スポーツに関する法律に特化したスペインの敏腕弁護士で、過去にはワールドカップ南米予選で主審に暴言を吐いたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの制裁軽減に一役買った人物としても有名だ。

クレスポ弁護士には、ゲレーロが禁止物質を摂取する意志がなかったことを証明する使命が課されたことになるが、同弁護士は目的の達成に自信をのぞかせている。
「ペルー代表には新たな希望の光が降り注ぐでしょう。私は彼の無実を証明して、ゲレーロがワールドカップに出場できるように尽力します。ペルー国民の皆様、楽しみにしていてください」

敏腕弁護士はゲレーロの救世主となるか。

◆　パオロ・ゲレーロ
本名：ホセ・パオロ・ゲレーロ・ゴンサーレス
1984年1月1日生まれ（33歳）
出身：ペルー（首都リマ）
身長：187cm
ポジション：フォワード
名門アリアンサ・リマの下部組織にいた2002年にバイエルン・ミュンヘン（ドイツ）のセカンドチームに移籍。2004年からはトップチームでスーパーサブとして活躍した。2012年まではドイツで選手生活を送っていたが、以降はコリンチャンス、フラメンゴとブラジルの人気チームで活躍し続けている。ペルー代表。