
- FIFA Club World Cup 2017FIFAクラブワールドカップ 2017

南米王者を去るルーカス・バリオス 2ヵ月前には翌年の構想外である旨を聞かされていた
クラブワールドカップの終了と同時にグレミオを退団したパラグアイ代表FWルーカス・バリオスの胸中

▲ 33歳になっても現役続行を表明して移籍先を探すことにしたパラグアイ代表FWルーカス・バリオス
クラブワールドカップがグレミオでの最後のプレイになることを承知済みのバリオスは、決勝でレアル・マドリーに敗れた直後に胸の内を明かしている。
「私にとっては悲しい日になった。さよならは言いたくない。他のクラブチームと自由に交渉していいと言われたけれど、ポルト・アレグレで選手生活を送れたことはとても嬉しかったからね」
2015年に欧州からブラジルに活躍の舞台を移したバリオスは今季、グレミオで43試合に出場して18ゴールをマーク。2年半在籍して44試合13ゴールだったパウメイラス時代よりも、はるかに優れた成績を残している。それでも、チームは10月上旬の時点で来年の構想にないことをバリオス本人に伝達していた。
グレミスタ(グレミオのサポーター)から厳しい批判にさらされることも少なくなかったバリオスだが、それでも同選手はブラジル屈指の名門で選手生活を送れたことについて感謝の言葉を並べた。
「ここ数ヶ月は怪我の影響もあって100%の状態で試合に臨めず、悔しい日々だった。自分が批判にさらされることもわかっていたが、むしろ私が批判されるくらいのほうが、チームは好調と捉えることもできる。今年はチームのエースであるルアンと同じ18ゴールを決めて、チームの得点王になれたことが嬉しい。チームへの文句は一切ないし、リベルタドーレスを優勝できたことも誇らしい思い出だ。人生は山あり谷あり。所属チームが替わっても、これまで通りチームに貢献できる働きをしたいと思っているよ」
33歳になっても現役続行を希望しているバリオスは、来年どこでプレイするのだろうか。
◆ ルーカス・バリオス
本名:ルーカス・ラモン・バリオス・カセレス
1984年11月13日生まれ(33歳)
出身:アルゼンチン(首都ブエノスアイレス)
身長:189cm
ポジション:フォワード
ブエノスアイレスで生まれたアルゼンチン人で、2003年に名門アルヘンティノス・ジュニオルスでデビュー。以降、チリやメキシコなどのクラブチームを渡り歩き、2009年にボルシア・ドルトムント(ドイツ)に移籍した。母親がパラグアイ人であることから、2010年にパラグアイ国籍を取得して以降パラグアイ代表に招集されるようになった。2015年に欧州を離れてブラジルに活躍の場を移すと、2017年はグレミオでチームに貢献。
2017.12.15
当サイトに掲載された文章の著作権は、すべて Goleador に帰属しています。無断での複製・転載・引用など二次利用は固く禁じています。
- 勝てなかったペルーは敗退濃厚に… 勝ち点を得たエクアドルはワールドカップ出場決定2026 FIFAワールドカップ メキシコ・アメリカ・カナダ大会 南米予選
- アンチェロッティ体制で初勝利を収めたセレソンが23大会連続23度目のワールドカップ出場権を獲得2026 FIFAワールドカップ メキシコ・アメリカ・カナダ大会 南米予選
- アルゼンチンが終了間際に追いついて引き分け コロンビアに迫る大陸間プレイオフ転落への恐怖2026 FIFAワールドカップ メキシコ・アメリカ・カナダ大会 南米予選
- ホームで手堅く勝ったウルグアイがワールドカップ出場に王手 ベネズエラは大陸間プレイオフ争いの渦中2026 FIFAワールドカップ メキシコ・アメリカ・カナダ大会 南米予選
- 高地のホームで勝ったボリビアが大陸間プレイオフ出場権獲得に望み チリは敗退が決まる2026 FIFAワールドカップ メキシコ・アメリカ・カナダ大会 南米予選
- サッカー元日本代表DF槙野氏がトークショーに出演 五輪銀メダリストの安楽宙斗とスポーツ愛を語るみんなの品川スポーツFES. 2025
- ボリビア代表選手が実名と年齢を詐称 所属クラブには開幕前に勝ち点33剥奪の重すぎる処分が科されるボリビア1部リーグ 2025
- 怒濤のゴールラッシュ スポルティン・クリスタルが12点差をつける圧勝でペルーでの新記録を樹立リーガ1 (ペルー1部リーグ) 2024
- 幼なじみの急逝にショックを隠せないニコラス・デ・ラ・クルス 試合前の黙祷後には故人を思い涙コンメボル・リベルタドーレス 2024
- 12年前に急逝したマツの番号は3 F・マリノスの30年を追った作品はヨコハマ・フットボール映画祭で!DO YOU SPEAK FOOTBALL? 世界のフットボール表現事典
- 早ければ2023年にもトヨタカップが「インターコンチネンタル・スーパーカップ」として復活か?トヨタカップ復活計画